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山口戦 プロカメラマン“石井一弘の目”「主審は大変」

16・06・11
 前回の「カメラマンの目」は、徳島戦で札幌のFW都倉が倒されたシーンでPKにならなかったケースでした。今回はその逆で、山口戦で札幌MFジュリーニョがPKを得たシーンです。

 写真1で北谷(左)の右足とジュリーニョの右足の位置は微妙ですが、PKとなり都倉が先制点を決めました。

 写真は往々にして撮影位置、距離感などでどちらとも見える瞬間があります。ということは、主審の位置、目の高さなどによって判定が難しいケースが多々あるだろうということです。シミュレーションの判定はもっと難しいのかも知れません。

 今回の「カメラマンの目」は判定の問題と同時に、写真4でジュリーニョの体が完全に浮いていること、写真5のジュリーニョの喜び方に重点があるのかも知れません。

 (写真はいずれも5月28日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真1/後半2分、自陣のGKク・ソンユンからのロングボールをペナルティーエリア内でFW内村が受け、走りこんだMFジュリーニョ(右)に出す。山口DF北谷が体を入れるが、その右足がジュリーニョの右足にかかっているように見える


 上写真2/ここでは反則らしいところは見えない


 上写真3/北谷の右手がジュリーニョの左足を抑えているようにも見える。右は山口DFユン・シンヨン


 上写真4/ジュリーニョの体が完全に宙に浮いている


 上写真5/PKを得てガッツポーズのジュリーニョ。PKを得てこんなに派手なガッツポーズはあまり見たことがない。山口GK一森(1番)

石井一弘