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J2第14節(5月22日)、5試合連続の1−0。讃岐を破り首位キープ

16・05・26
 5月22日、アウエーのPikaraスタジアムで行われた首位北海道コンサドーレ札幌対、12位カマタマーレ讃岐との一戦。前半、札幌が先制点を奪うと、後半、反撃に出たホーム讃岐に押し込まれるも、連続完封中の自慢の守備で讃岐の攻撃をシャットアウト。札幌がクラブ新記録となる5試合連続の1−0で讃岐に完封勝利。これで札幌は9勝2分け2敗、勝ち点を29に伸ばし、首位の座を守った。

 ここまで4試合連続完封中で、しかも最少得点差のウノゼロでの勝利を継続していた札幌。安定した守備力があるため、高い位置からプレスをかけることが可能となり、積極的なプレーでボールを奪いリズムをつかんでいく。

 攻めてはトップ下に入ったMFジュリーニョから2トップの都倉、内村に効果的なパスが供給され、チャンスを作り出した。

 すると、前半42分、狙い通りの大きな展開から札幌が待望の先制点を奪う。右サイドのジュリーニョから反対サイドのMF堀米に大きなサイドチェンジ。ボールを受けた堀米は後方へサポートに来たDF福森へボールを戻すと、福森がファーサイドへセンターリング。これを都倉が頭で折り返すと、ボールウォッチャーとなり完全に振られた讃岐DFの背後から、内村が頭から飛び込みネットを揺らした。

 折り返した後半、ホームで負けられない讃岐が圧力を高め札幌ゴールに襲い掛かる。対する札幌は、シンプルにボールを動かすことによって守りの負担を減らし、リスクを管理しながら慎重に時計の針を進めた。

 讃岐に押し込まれる時間が長くなったものの、結局、前半の1点を守り抜いた札幌のプラン通りとも言える逃げ切りでタイムアップ。アウエーで貴重な勝ち点3を持ち帰った。

 今節も追加点は無かったが、選手たちもむしろ1点差の方が集中し、自信を持ってプレーしているように感じられる。サポーターも1点取れば勝てる―という雰囲気がでてきた。

 次節札幌は5月28日に札幌ドームで5位のレノファ山口FC(勝ち点24)と対戦する。
編集部