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スナ(砂川誠)が引退、最後の朝練

15・12・11
白い恋人ピッチに800人のファン

 「今日の入場者は8百人にしてください」広報担当が大声で記者団に発表した。コンサドーレ札幌に13年間在籍したMF砂川誠(38)が2015年12月5日札幌市の白い恋人サッカー場で、今季限りJリーガーのプロ選手としての「引退を発表」、その雄姿をコンサドの練習に参加することで披露した。この後、詰めかけたファンと共に記念写真に納まった。「引退試合は?」「やろうよ」広報との口約束もしていた。

 1977年8月10日、千葉県出身。読売クラブユース−S、習志野西中から市立船橋高卒、1996年、柏レイソル入団、J1リーグは1999年から。初得点は2000年4月5日にサンフレッチェ広島戦。札幌には03年からで13年間、415試合(J1、J2含む)に出場した。

 印象に残る試合は、2011年、石崎信弘監督の下、J1昇格を決めた最終戦。札幌ドームに3万9千243人の大観衆を集め、FC東京と戦い2−1で制し、3位で昇格を決めた。

 今後は札幌のアドバイザーとして、さらに大森健作氏らと「サッカー教室」など、「北海道大好き男」が、また一人増えそうだ。
                                       (池田 淳)

 (写真はいずれも12月5日、札幌市の白い恋人サッカー場、撮影・石井一弘)



           上写真/引退会見で笑顔を見せる砂川誠選手

 
 上写真/最後の練習後、小野と話す砂川誠選手


 上写真/練習後サポーターにサインする砂川選手。札幌で415試合に出場した記録と、頼りになる男の記憶は残るだろう

池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影