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栃木戦 プロカメラマン“石井一弘の目”「小野に騙された!?」

15・12・11
 上写真1/前半45分、札幌DF福森(24番)が中央をドリブルで駆け上がり右を走るMF小野にパスを出す

 (写真はいずれも11月23日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真2/前半追加タイム1分、札幌のMF小野がDF福森のパスを受けてシュート、右栃木DF尾本(5番)


 上写真3/札幌小野(44番)がシュート、一呼吸おいて小野が右手を上げてガッツポーズ。


 上写真4/札幌MF小野(44番)を囲むようにFW都倉(9番)、MF堀米(31番)らが祝福。・・・実はゴールしたDF福森は都倉と堀米の間にいたが、見えない・・・


 上写真5/札幌MF小野(44番)を囲む輪が解けてゴールした福森が顔を見せた(右手前)


 11月23日の栃木戦、コンサドーレ札幌の3点目の連続写真。

 もちろん小野が騙したのでも何でもありません。実は写真2と3の間に小野のシュートをGK吉満がはじき、そのこぼれ球を福森が押し込んで3点目が決まったシーンがなければならないのです。

 動きが早くて追い切れず撮れていません。写真3の小野のガッツポーズを撮った時点で、私は小野のシュートが決まったものと早合点してしまったわけです。4の写真を見ても、いかにも小野が祝福を受けているように見えるじゃないですか・・・

 これは肝心なシーンが撮れなかった老カメラマンの愚痴です。でも、ちょっと安心したのは並んで取材していた他社の若いカメラマンの中に「小野のゴールと思った!」という声を聞いたからです。

 後から思えば、小野のゴールとすればあのガッツポーズはワンテンポ遅れている。小野は自分のシュートははじかれたが、福森がキッチリ決めたのを見届けてチームの得点としてガッツポーズしたのだろう。

 そして、石井や都倉が小野を祝福しているように見えるのは、はじかれたとはいえ、それだけ小野のシュートが良かったということだろうと思う。

石井一弘