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J2第38節(10月25日)、下位大分に敗れ、さらにプレーオフ圏遠のく

15・10・29
 10月25日、コンサドーレ札幌はアウエーの大分銀行ドームで21位の大分トリニータと対戦。札幌が攻め込みながらも前半をスコアレスで折り返すと、後半は一転、大分の攻勢にあい2失点。下位に沈む相手に0−2と、痛恨の完封負けを喫した。

 これで札幌は11勝15分け12敗、勝ち点48で順位は13位に後退。残りは4試合で、プレーオフ圏内の6位とは勝ち点9差となり、札幌は崖っ淵に追い込まれた。

 試合は、立ち上がりから札幌が細かいパス回しで大分DFに的を絞らせず、多彩な攻撃で相手ゴールに迫った。それでも札幌は大分の体を張った守りの前に得点には至らず、前半を終える。

 後半に入ると、ホームの大分が前線からのプレッシャーを強め、試合の主導権を握る。すると後半6分、大分が狙い通りの先制点を奪う。

 札幌のペナルティエリア内で、大きく上がったボールをDF前貴之が大分FWエヴァンドロと競り合う。先に体を入れていた前貴だったが、対応を誤り、エヴァンドロがうまく体を入れ替えてフリーで突進。最後は角度のないところからシュートを放つと、ボールはサイドネットに突き刺さった。

 反撃に出たい札幌だったが、流れを変えられず決定的なチャンスは作り出せない。逆に後半23分には、札幌陣内でボールをつながれ、バイタルエリアで一瞬フリーとなった大分MF為田が右足で強引にシュート。慌ててブロックに入った札幌守備陣に当たったボールは大きな弧を描き、GK金山を越えてゴールマウスに吸い込まれた。

 後がない札幌は攻めの枚数を増やすものの堅い大分DF網をこじ開けることが出来ず、そのままホイッスル。0−2で敗れ、リーグ終盤で痛すぎる2連敗となった。

 次節札幌は11月1日に札幌ドームで8位のジェフユナイテッド千葉と対戦する。
編集部