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J2第37節(10月18日)、上位の磐田に力の差を見せつけられ完敗

15・10・24
 10月18日、コンサドーレ札幌は、アウエーのヤマハスタジアムで2位のジュビロ磐田と対戦。札幌は前半、互角の戦いを見せたが、後半に入ると地力で上回る磐田に3得点を奪われ、0−3で完敗を喫した。

 1万人を超す磐田サポーターの応援という完全アウエーの中、札幌の選手たちは果敢に立ち向かい、前半は格上相手に互角の戦いをする。

 前線のFWナザリトとFW都倉のツートップを生かすべく、MF小野が中心となりチャンスを演出。巧みなボールコントロールからシュートへつながるラストパスを供給し、磐田ゴールへ迫った。

 前半アディショナルタイムには、ゴールから約20メートルの位置で得たフリーキックを小野が右足で狙ったシュートはわずかに枠を外れ得点とはならない。0−0で折り返すものの、前半15分にDFパウロンの負傷交代が予定外だった。

 後半に入ると、個の力で上回る磐田が一気にたたみかけてくる。すると後半10分、一瞬のルーズな守りから先制点を奪われた。磐田が右サイドに展開すると、札幌DFの甘いプレッシャーからMF太田にフリーでクロスを上げられる。最後は中央で待っていた長身FWジェイにDF櫛引が競り負け、頭上からヘディングシュートを決められた。

 1点を追う札幌は反撃を狙ったが、後半21分、ひとりの選手に翻弄されあっさりと守備網を切り裂かれる。中盤の左サイドでボールを持った磐田MFアダイウトンが札幌DF3人に囲まれながらも華麗にドリブル突破。数的優位をつくりボールをつなぐと、受けたジェイが簡単にDF福森をかわし、落ち着いてゴールに流し込み追加点。

 札幌は諦めずに、MF荒野、続いてFW内村を投入し、攻めの姿勢を貫く。しかし、後半43分、攻め込んだ隙にカウンターから磐田FW森島にダメ押しとなる3点目を決められ万事休す。

 これで札幌は11勝15分け11敗、勝ち点は48のままで、順位を13位に落とし、更にプレーオフ圏が遠のいた。

 次節札幌は10月25日にアウエーの大分銀行ドームで21位の大分トリニータと対戦する。
編集部