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J2第27節(8月1日)、アウエー京都で敗れ10位に後退

15・08・07
 コンサドーレ札幌は8月1日、アウエーの京都市西京極運動公園陸上競技場兼球技場で京都サンガF.C.と対戦。前半こそ京都の攻撃を耐えていた札幌だったが、後半に入り2失点。0−2で敗戦した札幌は、8勝11分け8敗、勝ち点35のままで順位を10位に後退させた。

 気温33.6度、湿度40パーセントと過酷なコンディションの中で行われた一戦。立ち上がりから京都に試合の主導権を握られ、札幌DF陣が体を張った守りで京都の攻撃を跳ね返す展開に。

 札幌も徐々にボールを保持し始めるが、ペナルティエリア内に侵入することが出来ず、決定機とはならない。互いに修正点を残したまま、スコアレスドローで折り返す。

 後半に入り、前半の反省を生かしてギアを上げたのは京都。サイドを起点に札幌を崩すと後半12分、京都に先制点が生まれる。スローイングの流れから京都MF駒井にグラウンダーのシュートを放つが、ここは札幌GK金山が横っ跳びのファインセーブではじく。このこぼれ球を拾い駒井がセンタリングを上げると、待っていた京都FW宮吉に頭で合わせられた。

 さらに後半17分、京都陣内からのロングボールを札幌DF河合と京都FW宮吉が競り合い、こぼれたボールが京都FW有田へ流れる。有田はペナルティエリア外から、虚を突くタイミングでダイレクトシュート。ボールは前に出ていた金山を超え、完璧な弧を描き、ゴールネットを揺らした。

 攻めるしかなくなった札幌はFW内村、MF石井、FW前田と前線の選手を次々に入れ得点を奪いに行く。代わった選手が攻撃の起点となりチャンスを作り出すものの、最後まで生かしきることが出来ずに無得点で試合終了。0−2で敗れた札幌は9戦勝利がない非常事態となった。

 札幌は次節、8月8日にアウエーの長崎県立総合運動公園陸上競技場で8位のV・ファーレン長崎と対戦する。
編集部