コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

J2第25節(7月22日)、最後に追いつかれ北九州に痛恨の引き分け

15・07・24
 7月22日、北九州市立本城陸上競技場で行われたコンサドーレ札幌対ギラヴァンツ北九州のJ2第25節。札幌は前半、FW内村のゴールで先制するも、勝利目前の後半追加タイムに同点弾を許し、1−1のドロー。これで札幌は8勝11分け6敗、勝ち点35とし、順位は1つ上がって9位となった。

 7試合ぶりの勝利を目指す札幌は、試合開始から積極的に動き北九州を攻め立てた。押し込みながらもゴールが生まれない展開が続いていたが、前半20分、札幌の攻勢が実を結ぶ。左サイドでボールを持ったMF堀米がゴール前へ高精度のアーリークロス。ボールは走り込んできたFW内村の頭にピンポイントで合い先制ゴールを奪った。

 流れをぐっと引き寄せた札幌は、FW古田のドリブル突破や12試合ぶりのスタメン起用に応えようとするFW中原のミドルシュートなど積極的なプレーが目立つ中、1−0で前半を折り返す。

 後半、同点を狙うホームの北九州が攻撃の圧力を高め、対する札幌は体をはった守りで簡単に得点を与えない。隙を見ては、カウンターから北九州ゴールに迫るも、追加点には至らなかった。

 1点リードのまま時計の針が進み、逃げ切り勝利かと思われた後半追加タイム1分、札幌にとっては悪夢の展開となる。

 リスク承知で人数をかけてきた北九州が、右サイドから札幌ゴール前へ高いセンタリング。北九州の選手は2人がかりで札幌MF荒野と競り合うと、クリアーしきれずボールが北九州FW原の前にこぼれる。これを原が素早く左足振り抜くとGKク・ソン・ユンが反応出来ないタイミングでネットに突き刺さり、そのまま1−1で無常のタイムアップ。平日のアウエーにも関わらず駆けつけた札幌サポーターたちのため息が漏れた。

 次節札幌は7月26日に札幌ドームで12位の愛媛FCと対戦する。
編集部