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J2第24節(7月18日)、ホームで讃岐に敗れ、3連敗喫する

15・07・21
 コンサドーレ札幌は7月18日に札幌ドームでカマタマーレ讃岐と対戦。前半、先制点を奪われた札幌は反撃を試みるも、最後まで守りを固める相手を崩せず0−1で敗戦。これで札幌は8勝10分け6敗、勝ち点34は変わらず順位を10位に落としている。

 6月14日のFC岐阜戦以来、勝利から遠ざかっている札幌。シーズン後半戦も連敗スタートと、嫌な流れをホームで止めたかった。

 試合は序盤、札幌の気持ちの入ったプレーで押し気味に進めるが、讃岐は統率された守備ブロックで対抗。札幌がゴール前までボールを運びながらも、ゴールシーンを作り出すことが出来ない展開に。

 すると前半終了間際の43分、一瞬の隙を突かれ失点してしまう。讃岐が札幌陣内深く左サイドからのスローイングをつなぎ、中央へ大きなセンタリング。それを札幌の選手たちがボールウォッチャーとなり、背後から讃岐MF永田が頭から飛び込み先制点。0−1で前半を折り返した。

 後半、札幌は最初から長身のMF上原を投入し、讃岐の堅い守りをこじ開けに行く。しかし、ゴールへ直結しないパス回しや単調なクロスが目立ち、讃岐は淡々と跳ね返し続け時間だけが経過していく。

 札幌は、集中力の増した讃岐の守備陣を崩しきれずにそのままタイムアップ。シュートは90分を通して札幌13本に対し讃岐は5本。まさに讃岐のプラン通りと言える試合だった。札幌にとっては、6戦勝ち星から見放され、プレーオフ圏内が遠のく厳しい結果となった。

 次節札幌は7月22日にアウエーの北九州市立本城陸上競技場で11位のギラヴァンツ北九州(勝ち点32)と対戦する。

 (試合の写真は7月18日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上:上段写真/前半39分、札幌MF荒野の右からのクロスに走り込んだFW都倉(9番)より一瞬早く讃岐GK清水(1番)がキャッチ、勢い余って両者が衝突
 上:下段写真/札幌FW都倉(左)が「悪い!悪い!」とあやまれば、讃岐GK清水も思わず苦笑い


 上写真/前半43分、先制ゴールを決めガッツポーズで喜ぶ讃岐MF永田(右端)、左端FW我那覇(9番)。ぼうぜんとする札幌MF堀米(31番)、GKク・ソンユン、DF福森(24番)


 上写真/後半追加タイム1分、札幌DFパウロンの右からのクロスに後半から出場のDF上原がヘッドで合わせようとするが、讃岐DFエプソン(30番)、高橋(右端)にクリアされる


 上写真/後半追加タイム4分、札幌DFパウロン(3番)がゴール前に攻め上がるが、讃岐MF永田にクリアされCKを得る


 上写真/後半追加タイム5分、札幌は右からMF福森がゴール左にクロスを上げるが、DF上原は触れず、讃岐DF高橋(5番)にクリアされCKに逃げられる。左DFエプソン(30番)、その右札幌DFパウロン


 上写真/3連敗を喫しピッチに伏せる札幌DF櫛引。たまたま讃岐GK清水がいたため、櫛引が“土下座して「参りましたー」”と言っているような雰囲気。右ではCKで前線に上がっていた札幌GKク・ソンユンがゴールポストを蹴って怒りをあらわにしていた


 上写真/後半戦に入り3連敗、しかもホームとあってゴール裏熱烈サポーターから厳しいブーイングを受けるコンサドーレ札幌の選手たち


 上:左側写真/前半40分、「どうもうまくいかないなあー」と思案顔の札幌バルバリッチ監督とコーチ陣
 上:右側写真/後半45分、1−0のリードとあって忙し気に選手を鼓舞する讃岐の北野誠監督(右)と左後方ではベンチに座ったままの札幌バルバリッチ監督

※バルバリッチ監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。

カマタマーレ讃岐の北野誠監督のコメント
「今回は、台風の影響で試合2日前に(北海道)入るというイレギュラーなスケジュールになり、どうなることかと思っていましたが、しっかり選手、スタッフがやるべきことをやってくれたので、今日は狙い通り。うちとしては完勝だったかなと思います。
 ただ、また台風が来ていますし、次節もアウエーで栃木戦なので、それに合わせて、切り替えてやっていきたいと思います。
 今日の選手起用の狙いについては、後半、相手が高さのある上原(慎也)を入れてきて、逆サイドからの折り返しが怖かったので、こちらも高さのある高橋祐治を入れました。このイメージはもっていたので選手たちもうまく対応してくれました。」

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影