５月６日にアウエーのニンジニアスタジアム行われたコンサドーレ札幌対愛媛ＦＣの一戦。札幌が終始押し込む展開も、最後まで得点を奪えずスコアレスドロー。勝ち点１ずつを分け合う結果となった。これで札幌は５勝２敗５分け、勝ち点２０としたが、順位は７位に後退した。

　試合は、連戦の影響からか出足が鈍く、互いにイージーなミスが多かった。札幌はボールを持つものの、相手ゴールに迫るシーンは少なく、愛媛は自軍ゴール前で軽率なミスがあるなど不安定な守備が目立った。札幌はその隙を突き、ゴールを決めたかったが０−０で前半終了。

　後半に入り、バルバリッチ監督が状況を打破すべく次々に手を打つ。後半１１分にＦＷニウドからイルファン、同１５分にはＦＷ内村に代えナザリトを投入。前線が活性化されると札幌に勢いが出てきた。

　スピードあふれるプレーでイルファンがサイドを崩し、チャンスを演出。ナザリトも競り合いの強さを生かし愛媛ゴールを脅かす。

　圧倒的に攻め込んだ札幌だったが、フィニッシュの精度を欠き、得点を奪えないまま試合終了。過密日程の中、敵地で引き分け、７戦負けなし継続と悪くない結果だが、この日の展開からすると勝ち点３を持ち帰りたかった。

　次節札幌は５月９日に札幌ドームで２１位のロアッソ熊本と対戦する。