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J2第10節(4月29日)、札幌先制も金沢に追いつかれドロー決着

15・05・01
 4月29日、アウエーの石川県西部緑地公園陸上競技場で行われた10位のコンサドーレ札幌対2位のツエーゲン金沢の一戦。札幌がFW内村の今季初ゴールで先制も、金沢の反撃にあい同点。一進一退の激しいゲームとなったが、そのまま1−1の引き分け。上位の金沢と勝ち点1ずつを分け合った。

 試合は、ボールを保持しながら得点を狙う札幌と、引いて守りボールを奪ってからの速攻を狙う金沢という構図。

 先に試合を動かしたのは札幌。前半9分、右コーナーキックから、DF福森がショートコーナーを選択し素早くリスタート。ボールを受けたMF堀米は左足で中にセンタリングを入れると、待っていた内村にピタリ。これを内村が豪快なヘディングで合わせ、金沢GKもろともゴールに押し込むようなシュートを決めた。

 再びリードをうかがう札幌だったが、その隙を突きすぐさま金沢が反撃。前半19分、右サイドで金沢MF清原がパスをつなぎ、オーバーラップしてきたDF辻尾が中央へセンタリング。ニアサイドに走り込んできたFW水永が頭で合わせると、ボールは札幌GKク・ソンユンの横っ跳びも及ばずゴール内に転がった。

 後半に入り、札幌は金沢の堅固な守備ブロックを崩し切れず、イージーなミスも多くなる。やっとゴール前へ運んでもシュートの精度を欠き、得点には至らない。

 足の止まりだしてきた試合終盤には、金沢に攻め込まれたが、札幌も最後のところで凌ぎ切り、ゴールは許さない。

 結局、互いに追加点は無く1−1のドロー。これで札幌は4勝2敗4分け、勝ち点を16とし、順位は8位に上げた。

 次節札幌は5月3日、札幌ドームで現在首位のジュビロ磐田と対戦する。ゴールデンウィークの連戦には、子どもたちも多く駆け付けるだろう。コンサドーレ上昇の風に乗る大きな鯉のぼりをはためかせたい。
編集部