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J2第9節(4月26日)、アウエーで負けなし。札幌が岡山を1−0で下す

15・04・28
 4月26日、シティライトスタジアムで行われたコンサドーレ札幌対ファジアーノ岡山のJ2第9節。札幌が前半終了間際にMF宮澤の今季初ゴールで先制すると、後半も主導権を渡さずに1−0の完封勝利。3試合連続無失点という安定した戦いで、アウエーの地から勝ち点3を持ち帰ることに成功した。

 試合は、互いに3−4−3のシステムとなり、マッチアップする選手がはっきりしていた。個々の勝負で後手に回らないことがカギとなり、この日の札幌は相手を上回る展開を見せる。

 岡山は、前線からプレスをかけてくるが、札幌は素早いパス交換とサポートの連続でかわしていく。途中ボールを奪われても、鋭い出足でボールを奪い返し、再びゴールを目指した。圧倒的にボールを保持し攻める札幌は次々とチャンスを迎えるが、シュートの精度を欠き、なかなか得点には至らない。

 このまま前半終了かと思われたアデイショナルタイム2分、待望の先制点が生まれる。左サイドでボールを持った宮澤からMF堀米、DF福森へとパスがつながると、縦に走り込んでいた宮澤に福森がパスを通す。これをペナルティエリア左45度で受けた宮澤は素早い反転から右足を強振。糸を引くような弾丸シュートがゴール左上隅に突き刺さった。

 後半に入っても札幌ペースは変わらず、追加点を狙っていく。時折、岡山に迫られるシーンもあったが、素早い寄せと体を張った守りでピンチを未然に防ぐ。

 追加点こそ奪えなかったが、90分を通して岡山の攻撃をロングシュートの2本だけに抑えるなど、札幌の守備が光った逃げ切りの勝利。これで札幌は4勝2敗3分け、勝ち点を15に伸ばしたが、順位は変わらず10位のままとなっている。

 次節札幌は4月29日にアウエーの石川県西部緑地公園陸上競技場で、2位と好調のツエーゲン金沢と対戦する。この一戦が上位浮上のターニングポイントとなるだろう。
編集部