コンサドーレ札幌ピックアップ情報

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プロカメラマン“石井一弘の目”「 ごめんね! 福森君 」

15・04・28
 今季、川崎フロンターレから「出場機会を求めて・・・」コンサドーレ札幌に期限付き移籍でやってきたDF福森晃斗選手の活躍が目覚ましい。何と言っても開幕戦から26日の岡山戦までの9試合全部に先発しフル出場している。これは、チームで福森だけだ。高い守備力とCKやFKを任される正確なキックは、チームの戦力として定着した感がある。

 開幕戦と第2戦は左DFとして出場、第3戦は左ウイングバック(WB)として出場し、あの劇的な約45mシュートを決めヒーローとなった(ピックアップで紹介済み)。第4戦の大宮戦では左WBで先発したが、DFパウロンの一発退場後は左DFに回り身を挺してドローに貢献した。

 開幕戦の栃木戦でのFWナザリトの先制弾を呼び込んだ都倉への長いクロス、19日の水戸戦での同じ都倉へのクロスによるアシストなど、札幌の得点パターンの一つになりつつある(ピックアップ参照)。更なる飛躍をしてコンサドーレ札幌のJ1昇格に力を出しきって欲しいものだ。

 入団会見の時、正直なところ、こんなに活躍するとは夢にも思わなかった。マイクを持って話すときなど、何か“ボソボソ”と歯切れがわるく、本当にプロの選手?といった感じで、稲本と一緒に来た選手という印象だった。開幕戦の先発メンバーとして試合前の記念写真に並んだ時も、びっくりしたものだ。それが、この活躍だ。更にびっくりだ。「ごめんね! 福森君」。

 (試合の写真はいずれも札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/東京ヴェルディ戦、後半9分、左サイドを駆け上がり東京VDF安西(2番)をかわしてクロスを上げる札幌のMF福森(24番)=4月5日


 上写真/水戸戦、前半5分、水戸のMF内田(22番)の攻撃を札幌MF宮澤(10番)と挟み込むようにして守るDF福森(24番)、右端はMF堀米(31番)=4月19日


 上写真/水戸戦、前半11分、ロングボールに水戸FW三島とヘッドで競り合う札幌DF福森(24番)=4月19日


 上写真/水戸戦、前半36分、水戸MF内田(22番)と競り合いながらドリブルで進む札幌DF福森(24番)=4月19日

石井一弘