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J2第8節(4月19日)、ホームで水戸に1−0で勝ちきる

15・04・23
 コンサドーレ札幌は、4月19日に札幌ドームで15位の水戸ホーリーホックと対戦。札幌が前半にFW都倉のゴールで先制すると、後半は互いにノーゴールで、そのまま札幌が1−0と今季初の完封勝利。これで札幌は3勝2敗3分け、勝ち点を12に伸ばし、順位は10位に上がった。

 この日ゲームキャプテンを務めたのは都倉。試合前のコイントスで勝つと、あえてホーム反対側サイドを選択。風の影響もない札幌ドームではあるが、ゴール裏サポーターに向かって攻めることで勢いを付け、「先にゴールを奪うゾ」という気持ちが表れた。

 その影響か、試合序盤から札幌の勢いが勝り、水戸ゴールに迫るシーンが目立つ。しかし、水戸も札幌守備陣の隙を突き鋭い攻撃を仕掛ける。前半38分には、スルーパスから札幌GKとの1対1の場面を作られるも、ここはGKク・ソンユンがビッグセーブで凌いだ。

 ピンチの後にはチャンスあり。札幌は前半41分、左サイドでボールを受けたMF福森がゴール前を横切る大きなクロスボールを送ると、都倉がファーサイドへ流れながらヘディング。ゴール右隅へ飛んだボールは水戸GK本間にぎりぎりでかき出されたかのようにも見えたが、すでにゴールラインを割っており、札幌の先制点が認められた。

 1点リードで折り返した後半は、オープンな展開となり互いにチャンスが増える。札幌は前線へ果敢に飛び出し、相手ゴールに向かうもシュートの精度を欠き、追加点は奪えない。

 同点を狙う水戸は、試合終盤に向け圧力を増す。我慢の札幌は、自軍のゴール裏から聞こえてくるサポーターの声援を背中に受け、チーム一丸の守備で最後までゴールを割らせず、5戦ぶりの勝利をつかんだ。

 次節札幌は4月26日にアウエーのシティライトスタジアムで5位のファジアーノ岡山と対戦する。

 (試合の写真はいずれも4月19日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半6分、札幌MF稲本(17番)とDFパウロンが、水戸FW馬場(左)と激しく競り合う


 上写真/前半18分、水戸の左からのクロスに、長身を目いっぱい生かしてキャッチする札幌のGKク・ソンユン(25番)、のびしろがいっぱいの選手だ


 上写真/前半41分、札幌FW内村(13番)がドリブルで持ち込み、駆け上がってきたDF福森にパス


 上写真/前半41分、札幌FW内村のパスを受けたDF福森(24番)がゴール右サイドへクロスを上げる、左端MF宮澤(10番)、手前MF堀米(31番)


 上写真/前半41分、札幌DF福森のクロスをFW都倉(9番)が、水戸DF田中(3番)、今瀬(20番)を振り切り、ヘディングで先制ゴールを決める


 上写真/前半41分、先制ゴールを決めたFW都倉(9番)が「俺のゴールだ!」と言わんばかりのアピール、左はMF荒野(27番)


 上写真/後半38分、激しいマッチアップをする札幌のMF荒野(27番)と水戸のDF金聖基


 上写真/5試合ぶりの勝利に笑顔で手を合わせるGKク(25番)とMF上里ら、札幌の選手たち。右端でこの試合キャプテンマークを付けたFW都倉(9番)が、何かを叫んでいるように見える


 上:左側写真/後半43分、水戸DF田中(3番)のスローインの時、それぞれの選手の位置を懸命に指示する水戸の柱谷哲二監督(左)と札幌のバルバリッチ監督(奥)
 上:右側写真/前半28分、厳しい表情で選手たちを鼓舞する水戸の柱谷哲二監督

※バルバリッチ監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。

水戸ホーリーホックの柱谷哲二監督のコメント
 「悪いゲームではなかった。一発の決定力に差が出たかな。20分経っておかしくなったが、その後ロストを拾っていたが、攻めきれなかった。後半も悪いゲームではなかった。全体的に悪いゲームではなかった。しっかりやっていたと思う。悪い印象はない。また、しっかり整えて、次に向かいたいと思います」

編集部