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プロカメラマン“石井一弘の目”「“流石(さすが)”の稲本」

15・04・11
 コンサドーレ札幌は5日の東京ヴェルディ戦まで、6試合戦って2勝2分け2敗で勝ち点8、まったくのイーブンで終わりJ1昇格を目指すにはいささか物足りない成績だ。

 この中、鳴り物入りで川崎フロンターレから移籍してきた元日本代表の稲本潤一選手が“流石(さすが)”の活躍を見せている。

 開幕戦から6試合全部に先発出場しボランチで出た4試合は途中交代したが、ここ2試合はフル出場している。1日の京都サンガF.C.戦では、キャプテンのDF河合が交代した後、CBに入ってキャプテンマークを付けた。

 冷静に状況を見る判断力、相手のボールを奪取する技術、両サイドへの大きく正確なキックなど、やはり百戦錬磨の凄さを感じる。得点力不足の札幌にとって、そろそろゴールも期待したいところだ。ポジションがら、それほど派手さはないが、堅実なプレーをこれまでの試合から拾ってみた。

 (試合の写真はいずれも札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/長崎戦前半7分、長崎MF花井(10番)を抱えるようにマーク、捕まえているようだが、手は浮いていてファールにはなっていない=3月15日


 上写真/福岡戦前半42分、ボールを持つ福岡DF濱田(2番)に果敢に突っかかっていく=3月21日


 上写真/京都戦後半16分、札幌CKからの攻撃にゴール前中央に位置取りする稲本(17番)、福森に「ここへ蹴れ!」と言っているようにも見えるが、前にいる中原(32番)に位置の指示をしているようにも見える=4月1日


 上写真/京都戦後半追加タイム、MF古田(左)と挟み込むように京都FW有田のボールを奪いに行く=4月1日


 上写真/京都戦後半40分に、キャプテンDF河合に代わってMF上里(20番)が出場、はじめ上里がキャプテンマークを巻いていたように見えたが、すぐ稲本が巻いた。後半追加タイム上里の後ろで稲本が守る=4月1日


 上写真/京都戦前半25分、京都MF金 南一と激しくヘッドで競う=4月1日


 上写真/東京V戦後半34分、前線のFW中原にパスを出す=4月5日


 上写真/東京V戦後半43分、京都FWアラン・ピニェイロと激しいマッチアップ=4月5日

石井一弘