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J2第4節(3月29日)、アウエーで辛くも大宮と分ける

15・03・30
 3月29日、コンサドーレ札幌はアウエーのNACK5スタジアム大宮で、大宮アルディージャと戦った。札幌はFWナザリトのPKで先制するも、大宮の直接FKで追いつかれ1−1の引き分け。これで2勝1分け1敗の勝ち点7、順位は7位となっている。

 試合は、昨季J1に所属していたホーム大宮のペースで進んだが、札幌は今季初出場のGK金山の好セーブもありピンチをしのいでいく。

 札幌は前半15分、反撃に転じ右コーナーキックのチャンス。ペナルティーエリア内でポジション取りを始めていたFW宮澤に対し相手選手がつかむように倒しPK。これをナザリトが冷静に沈め、悪い流れの中、先制ゴール。

 後にこのPKに関わるプレーを映像で再確認すると、MF稲本もその相手選手と絡み倒したようにも見えるが、ベテランの巧みさか札幌のPK獲得となった。しかし、記憶に新しい昨年のブラジルワールドカップ以降、特にペナルティーエリア内で相手をつかむホールディングは厳しく判定されることとなっており、一瞬先につかまれていた宮澤へのファウルの判定は順当か。

 その1分後、札幌は稲本の絶妙なスルーパスから宮澤が抜け出し、GKとの1対1となるもシュートは弱くキャッチされる。ここで決めていれば―と思わせる決定的な場面だった。

 迎えた前半26分、大宮から見て中央左からの直接FK。蹴るのは大宮MF横谷。右足から放たれた早いボールはGK金山の逆をつき、ゴールに突き刺さった。

 1−1で折り返した後半16分、札幌は守備で奮闘していたDFパウロンが、味方のパスミスからのカバーに回り、最後は明らかなファウルスライディングをしかけ一発退場。

 数的不利となった札幌はさらに苦しむが、チーム一丸の守りを見せ、最後はゴールポストに助けられながらのドロー決着。厳しいアウエー戦で貴重な勝ち点1を持ち帰ることに成功した。

 次節札幌は、4月1日に札幌ドームで京都サンガF.C.と戦う。ここまでの4節は全て1失点ずつ計上している。守備は完封で進め、攻めの切り札を生かしたい。
編集部