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福岡戦 プロカメラマン“石井一弘の目”「目覚めたか!パウロン」

15・03・29
 DFパウロンが本格的に助っ人の力を見せ始めてきた―。

 21日の対福岡戦、前半追加タイム、福岡FW坂田が右からシュートを放つ。DFパウロンがGKとの間に割って入るように滑り込んでいく。長身の体でボールを止める。すぐさま立ち上がって、再びシュートをしようとする坂田より一瞬早く、かき出して左サイドにクリアーした。

 (下4枚の連続写真いずれも3月21日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 これより前、前半15分には、右サイドから中央のFWナザリトへパスを通し、FW都倉の先制点の起点となった。

 パウロンは2013年札幌へ入団、7試合に出て1得点、昨年は22試合に出場して2得点だった。190センチを超える長身とあの身体能力からしたら物足りない。けがとペナルティーが多いのが原因だろう。

 今年、熊本でのキャンプ取材でも、一瞬パウロンがいないのに気が付き、広報担当者に聞いてみた。「足を痛めて・・・。でも、明日には合流します」という返事だった。今年もか―、とちょっと心配したが、栃木との開幕戦にはベンチ入り、ホーム開幕戦の長崎戦には途中出場、そして3戦目は冒頭のような活躍で勝利に貢献した。
石井一弘