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J2第15節(5月16日)、3−0とホームで狙い通りの完封勝利

09・05・19
 5月16日、コンサドーレ札幌は、札幌ドームでFC岐阜と対戦。石崎信弘監督が「今週はずっとそのトレーニングを積んできた」と振り返った通り、リードした後半残り時間の試合運びに成長が見られ、3−0とホームで今季初の完封勝利につながった。
 
 試合は、前半から札幌が主導権を握り、90分を通して岐阜に効果的なプレーをさせなかった。前節までは終盤の戦いに不安定さを露呈していたが、トレーニングの成果もあり、安心して終了のホイッスルを聞いた。
 
 得点シーンも、28分にDF西嶋、45分にMF岡本、65分(後半20分)にMF上里と、欲しい時間帯にゴールを奪った。西嶋は得意のヘディング、岡本は切れのあるフェイント、上里はスペースへの思い切ったランニングからと、各選手の長所が光った。特に岡本の鋭いドリブルからのゴールは、今後間違いなく自信になるプレーだった。
 
 起点となっているのはもちろんクライトンだが、その周りの選手がゴールを奪い始めると、相手もプレスの的を絞り難い。これが磨かれれば、攻撃の幅が広がり、ますます相手チームは混乱に陥る。
 
 これで、5位に浮上した札幌。しかし、1年でのJ1復帰を掲げるチームには、またまだ勝利への欲求は満たされていないはずだ。負けない戦いと、勝ちきるゲームプランを併せ持てば、このチームはさらに上昇する。
 
編集部