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コンサドーレ札幌、熊本キャンプ特集

15・02・26
 上写真/練習でFW前田(中央ビブス7番)に厳しくタックルする川崎フロンターレから移籍の元日本代表MF稲本(8番)、左からDF前貴之(9番)、MF堀米(11番)、MF前寛之(7番)、中原(10番)。2月19日、熊本県大津町運動公園、撮影・石井一弘


 J2コンサドーレ札幌の開幕試合まで、あと数日を残すのみ。今シーズンを占おうと2月19日から22日まで、熊本でのキャンプを見てきた。比較的天候にも恵まれていい準備ができてきている様子。しかし、22日のV・ファーレン長崎との練習試合まで、沖縄キャンプを含めて5試合をこなし勝ったのは大学生相手の1試合だけで、まだまだ課題は多いようだ。

 1月25日の「コンサドーレ プレビューパーティー」でHFCの野々村芳和社長があいさつの中で「近年にない良い補強ができた」と話していたが、このキャンプで私も実感できた。元日本代表の稲本、岐阜からストライカーのナザリト、東京Vからニウドなど、期待が持てる。

 22日の長崎との練習試合は1−2と負けはしたものの、エース都倉がゴールをあげた。稲本と一緒に川崎から移籍してきたDF福森がクロスを入れて都倉のゴールをアシストするなど、いい材料が多い。DF陣の中核となっていたFC東京へ移籍した奈良の穴も、キャプテンマークを巻いた河合が2試合続けてCBで先発している。

 今年は活躍する年である内村も体がキレている。U−22代表から自信を持って帰ってきたMF荒野、期限付き移籍から戻ってきたMF古田やDF前(貴)も頑張っていた。前田、石井、宮澤、上里、櫛引なども健在である。駒はそろっている。後はバルバリッチ監督がどういう組み合わせに仕上げていくのだろうか? サポーターの皆さんも監督の気分になって開幕までのひと時、いろいろ考えてみたらどうでしょうか。

(写真はいずれも撮影・石井一弘)


 上写真/FC町田ゼルビアとの練習試合で相手のボールを激しく追う川崎フロンターレから移籍してきた札幌DF福森(24番)。2月20日、熊本県民総合運動公園補助競技場


 上写真/選手間を精力的に回って始動する札幌のバルバリッチ監督。左へMF堀米、小野。2月21日、熊本県大津町運動公園


 上写真/昨季金山(左端)と二人でゴールを守ったイ ホスンが湘南ベルマーレへ移籍し、新たに加わった韓国人GKク ソンユン(右手前飛んでいる)とベテラン杉山(右後方)、若い阿波加(左から2人目)の4人が正GKを目指して厳しく競う。2月21日、熊本県大津町運動公園


 上写真/V・ファーレン長崎との練習試合で、稲本とともに川崎フロンターレから移籍してきたDF福森が前半43分、左サイドからFW都倉の同点ゴールを呼ぶ絶妙のクロスを上げる。福森は20日のFC町田ゼルビアとの試合でも1本目の左DFで先発しており、首脳陣の期待がうかがわれる。2月22日、島原市営陸上競技場



 上写真/前半43分、コンサドーレ札幌のFW都倉(右から2人目)が新加入のDF福森の左からのクロスを受けて同点ゴールを決める。昨季チーム得点王だった都倉のゴールに、今季もいける、と期待を抱かせる。左端、札幌MF内村(13番)、右端、長崎DF武内(19番)。2月22日、島原市営陸上競技場



 上写真/同点ゴールを決めガッツポーズの札幌FW都倉(9番)。今季このポーズが多く見られればJ1昇格も近くなる。右は天を仰ぐ長崎DF武内(19番)。2月22日、島原市営陸上競技場



 上:左側写真/長崎との練習試合で先発出場した東京ヴェルディから移籍した札幌MFニウド(41番)、スピードとボールを奪取する力で活躍が期待されている。左は長崎MF花井(10番)
 上:右側写真/長崎との練習試合でセンターバックとして途中出場、クロスを上げる元日本代表で札幌MF稲本。2月22日、島原市営陸上競技場


 上写真/長崎との練習試合で途中出場しシュートを放つ札幌MF小野(44番)。昨季はシーズン途中からの加入で不本意な成績に終わったが、今季はキャンプから始動し体のキレもいいようで期待できる。2月22日、島原市営陸上競技場


 上:左側写真/町田との練習試合を終え引き上げる札幌MF小野にサインをもらおうと多くのファンが待ち構えていた。2月20日、熊本県総合運動公園補助競技場
 上:右側写真/練習を終え待ち構えていたファンにサインする札幌MF稲本。2月21日、熊本県大津町運動公園

石井一弘