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コンサドーレの背番号は「イナ」の17

15・01・19
 待ってました! 1月16日、サッポロファクトリーのアトリウムで、1500人の観客が取り巻く中、元日本代表の稲本潤一選手(35)のコンサドーレ札幌への入団記者会見が行われた。

 『サプライズ社長』といわれる北海道フットボールクラブの野々村芳和社長とともにステージに上がり、赤黒の縦縞に17番の背番号が着いたユニホームを手渡された。「イナ(ニックネーム)の17です。早く皆さんに覚えてもらいたい」と笑顔で受け取った。小野伸二に次ぐ異例の「公開記者会見」で、「こんなにたくさんの人が来てくれるとは思いませんでした。J1昇格に頑張ります」と、まるで新人の初々しさで詰めかけたファンにかわいらしい目配りをプレゼントした。

 会場には背番号5のサムライブルーのユニホームを着た女性もおり、2002年、2006年、2010年のワールドカップ(W杯)日本代表時代を思いおこさせた。2000年から2010年までの代表時代は82試合に出場5得点。Jリーグは、ユースからいたガンバ大阪に1997年17歳(リーグ最年少)で入団した。背番号は29。

 鹿児島県出身で、14歳から、ユースの年代別代表に選ばれている。静岡県出身の小野伸二とは、ユース時代からの親友で「伸二と共にやりたい」が札幌を選んだ理由。また、「かみさんの方が有名かもしれないが、一緒に札幌に来る」。

 記者会見では、北海道運動記者倶楽部の代表が質問、オファーからの経緯、これまでの経験、今後の目標などに答えていたが「(所属していた)川崎から来季は契約しないといわれた2日後に札幌から声をかけてもらった。伸二が在籍しているのも、決めた理由の一つ」など。「ポジションは中盤が良い」。「けがをしないで全試合に出ること。J2はJ1に比べ試合数が圧倒的に多いが、イングランド・プレミアリーグ時代にも同じ経験をしてきたので大丈夫」。

 野々村社長が「僕からの質問もいいかい」。伸二と話した内容を暴露「すごく良いチーム」。「監督のサッカーがイナに合うよ」。「そんなにお金はないけど」。「志が高いチーム」と、披露した。素直でいいね(池田淳)。

 (写真はいずれも1月16日、サッポロファクトリー、撮影・石井一弘)


 上写真/稲本選手の入団会見でのカメラの放列に、期待の度合いが表れていた


 上写真/リフティングを披露する稲本選手


 上写真/公開で行われた稲本選手の入団会見を各階のバルコニーから見守る多くのサポーターたち

池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影