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一覧に戻るＪ２第３８節（１０月２６日）、首位湘南相手に２−０の完勝でＰＯ圏が近づく
14･10･30
コンサドーレ札幌は１０月２６日、すでにＪ２優勝を決めている湘南ベルマーレと札幌ドームで対戦。札幌は前半に、ＦＷ都倉とＭＦ上里のスーパーゴールで２点を先行すると、守っても湘南に得点を与えず完封勝利。上位の強敵を破り、ホームで勢いに乗る２連勝を決めた。
試合は立ち上がりからモチベーションの差が現れた。リーグ終盤戦、チーム一丸でプレーオフ圏内に滑り込もうとする札幌が、優勝と昇格を早い段階で決めた湘南を圧倒する。
前半９分、札幌ＧＫ李がペナルティーエリア外からノープレッシャーで前線へロングキック。これを湘南ＤＦに競り勝った都倉が胸トラップから反転し左足を一閃。ワールドクラスの強烈なシュートが湘南ゴールへ突き刺さり札幌が先制。
この先制点で試合を優位に進める札幌は、守備のブロックをしっかりと固める。攻め急ぐ湘南が遠目からのシュートを放つも、李のファインセーブもあり、落ち着いて相手の攻撃を防いでいく。
押されては引き、引かれては押すというメリハリのある展開をみせていた札幌は、前半終了間際に効果的な追加点を奪う。前半４５分、左サイド深くでＭＦ中原、ＤＦ奈良、上里とボールが渡ると、ペナルティエリア左４５度から上里が左足を振り抜く。ドライブのかかったミドルシュートが湘南ＧＫ秋元の手をかすめネットを揺らした。
後半、湘南が攻撃の枚数を増やし迫ってくるが、札幌ＤＦ陣の集中した守りで得点は許さない。結局、前半の２ゴールを生かした札幌が、首位をひた走る湘南を撃破。これで札幌は１５勝１３敗１０分け、勝ち点を５５に伸ばし、８位に浮上。６位の大分トリニータとは勝ち点差２に迫った。
次節札幌は、１１月１日に味の素スタジアムで２０位（勝ち点３６）東京ヴェルディと対戦する。これからの残り４試合は、まさにトーナメントの争いだ。負けたら後は無い、一戦必勝の気概で戦おう。
（写真はいずれも１０月２６日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
試合は立ち上がりからモチベーションの差が現れた。リーグ終盤戦、チーム一丸でプレーオフ圏内に滑り込もうとする札幌が、優勝と昇格を早い段階で決めた湘南を圧倒する。
前半９分、札幌ＧＫ李がペナルティーエリア外からノープレッシャーで前線へロングキック。これを湘南ＤＦに競り勝った都倉が胸トラップから反転し左足を一閃。ワールドクラスの強烈なシュートが湘南ゴールへ突き刺さり札幌が先制。
この先制点で試合を優位に進める札幌は、守備のブロックをしっかりと固める。攻め急ぐ湘南が遠目からのシュートを放つも、李のファインセーブもあり、落ち着いて相手の攻撃を防いでいく。
押されては引き、引かれては押すというメリハリのある展開をみせていた札幌は、前半終了間際に効果的な追加点を奪う。前半４５分、左サイド深くでＭＦ中原、ＤＦ奈良、上里とボールが渡ると、ペナルティエリア左４５度から上里が左足を振り抜く。ドライブのかかったミドルシュートが湘南ＧＫ秋元の手をかすめネットを揺らした。
後半、湘南が攻撃の枚数を増やし迫ってくるが、札幌ＤＦ陣の集中した守りで得点は許さない。結局、前半の２ゴールを生かした札幌が、首位をひた走る湘南を撃破。これで札幌は１５勝１３敗１０分け、勝ち点を５５に伸ばし、８位に浮上。６位の大分トリニータとは勝ち点差２に迫った。
次節札幌は、１１月１日に味の素スタジアムで２０位（勝ち点３６）東京ヴェルディと対戦する。これからの残り４試合は、まさにトーナメントの争いだ。負けたら後は無い、一戦必勝の気概で戦おう。
（写真はいずれも１０月２６日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
上写真／前半９分、先制ゴールを決めた札幌ＦＷ都倉（３９番）のところに駆け寄って喜ぶＦＷ前田（１１番）、ＭＦ宮澤（１０番）、石井（１９番）。スーパーゴールにドームもどよめいた
上写真／前半３０分、札幌ＦＷ前田（左）が右サイドからゴール前に切り込みシュートするもポストにはじかれゴールならず、ＭＦ荒野（右）に笑顔で慰められる
上写真／前半３２分、札幌はＦＷ中原からのパスに反応したＭＦ荒野（２４番）がシュートするも、湘南ＧＫ秋元（３７番）にクリアされる。右奥ＦＷ都倉（３９番）
上写真／前半４５分、札幌はＤＦ奈良（左）のパスを受けたＭＦ上里（２０番）が追加点を決め、ボールの行方を見つめる。右端湘南ＦＷ岡田（２２番）
上写真／後半１分、湘南右ＣＫからＤＦ遠藤（３番）の攻撃に札幌ＤＦ奈良が競り合って守り切る。札幌ＧＫ李吴乗（１６番）
上写真／後半９分、２試合連続のゴールはならなかったが、健闘した札幌ＭＦ石井（１９番）がドリブルで突進する。右は元札幌にいた湘南ＭＦ藤田（３３番）。石井と藤田はコンサドーレ札幌Ｕ−１８で石井が１年先輩だった
上写真／後半１３分、負傷交代でキャプテンマークをＦＷ内村（１３番）の腕に巻くＭＦ上里。キャプテンＤＦ河合が前半に負傷、後半開始から上里がキャプテンマークをつけていた。札幌の選手は左から河合に代わって途中出場したＤＦ櫛引（２５番）、ＭＦ宮澤（１０番）、右端ＭＦ石井。正念場をひかえ負傷の程度が心配だ
上写真／後半３８分、湘南右ＣＫからＤＦ丸山（左端）がシュートするが、札幌ＭＦ宮澤（１０番）、ＤＦパウロン（３番）、奈良（２３番）らが壁のように守り切る
上写真／後半２３分、札幌石井（１９番）のスローインを見守る札幌のバルバリッチ監督（中央）と湘南の�諜�裁監督
※バルバリッチ監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。
湘南ベルマーレの�諜�裁監督のコメント
「札幌で試合をするのは２０１１年以来だと思うんですけど、このドームの雰囲気、サポーターの熱い応援を見ることができました。監督として素直に感じることは、優勝した後の６試合、未体験のゾーンというか、ある意味、いばらの道ではなくて、堀を抜けて景色を見ると本当に真っ青な空がいたるところにある。その中でどこに向かっていくか、優勝した後にさらに上を目指すというマネージメントができていなかったと思います。
札幌さんは、最後は守るところに集中力を最大限に使って、終わった後に５人も６人も倒れていましたけど、あれは我々が今までやってきた姿勢で、見習わなくてはいけない。今日バルバリッチ監督に（試合後）いろいろ話してもらいましたけど、心から、おめでとうと言いたい。監督が愛媛時代にやっていたサッカーに共感できるところがあり、プレーオフに向かって今日の勝利を次につなげていくと思うんですけど、頑張っていただきたいと思います。」
※バルバリッチ監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。
湘南ベルマーレの�諜�裁監督のコメント
「札幌で試合をするのは２０１１年以来だと思うんですけど、このドームの雰囲気、サポーターの熱い応援を見ることができました。監督として素直に感じることは、優勝した後の６試合、未体験のゾーンというか、ある意味、いばらの道ではなくて、堀を抜けて景色を見ると本当に真っ青な空がいたるところにある。その中でどこに向かっていくか、優勝した後にさらに上を目指すというマネージメントができていなかったと思います。
札幌さんは、最後は守るところに集中力を最大限に使って、終わった後に５人も６人も倒れていましたけど、あれは我々が今までやってきた姿勢で、見習わなくてはいけない。今日バルバリッチ監督に（試合後）いろいろ話してもらいましたけど、心から、おめでとうと言いたい。監督が愛媛時代にやっていたサッカーに共感できるところがあり、プレーオフに向かって今日の勝利を次につなげていくと思うんですけど、頑張っていただきたいと思います。」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影
