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J2第37節(10月19日)、アウエー富山戦で勝ち点3を積み上げ9位に

14・10・23
 10月19日、富山県立総合運動公園陸上競技場で行われた10位コンサドーレ札幌対22位カターレ富山とのJ2第37節。札幌が前半から主導権を握ると、後半、効果的に2得点。守っては富山の反撃を許さず2−0の完封勝利。これで札幌は14勝13敗10分け、勝ち点を52に伸ばし、順位を9位に上げた。

 プレーオフ圏内に滑り込むためには最下位相手に取りこぼしは許されない一戦。札幌は立ち上がりから積極的にボールを動かし、富山ゴールへ襲いかかる。しかし、手数をかけるも相手を崩しきるには至らず、惜しい場面でもポストに嫌われるなど、前半をスコアレスで折り返す。

 前半の反省から、攻撃のスピードアップの意識を高めた後半立ち上がり、狙い通りの先制点が生まれる。後半5分、MF石井がDFラインの裏へタイミング良く飛び出すと、MF上里から縦へのロングパスがピタリと通る。石井は胸トラップから右足の絶妙なタッチでボールをサイドネットへ流し込んだ。

 勢いに乗る札幌は守備の出足も鋭くなり、富山の攻撃の芽を次々と摘む。ボールを奪ってからのカウンターも冴えると、後半38分。交代で入っていたMF菊岡が力強いドリブルで突き進み、FW都倉を走らせるスルーパス。動き出していた都倉はワンタッチで相手DFを置き去りにすると、残るは相手GKのみ。この1対1を制し、冷静に左足インサイドでゴール。勝利を確信する貴重な追加点で、ホームの富山を黙らせた。

 次節札幌は10月26日に札幌ドームで、既にJ1昇格と優勝を決めた湘南ベルマーレと対戦する。札幌は今節の勝利でプレーオフ圏内を争う6位山形との勝ち点差が3に縮まった。残りは5戦。連勝でプレッシャーをかけ続け、最終コーナーを回りたい。
編集部