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J2第13節(5月5日)、2点差からの逆転劇でホーム3連勝!

09・05・11
 4月12日の第7節の富山戦から6戦負け無しで、勝負強さと実力をつけてきたコンサドーレ札幌。5月5日に、札幌ドームで栃木SCと戦い、2点ビハインドから最後は3−2で逆転勝利。過酷なゴールデンウィークの連戦だったが、勢いそのままに締めくくった。
 
 この日は、開幕戦の21,908人に次ぐ、今季2番目に多い15,696人がホームに集結。最近の好調な戦いを見ようと、サポーターの気持ちも高ぶった。しかし、前半は栃木の組織的な守備がはまり、札幌の攻撃陣がゴールを奪うには至らず、0−0で後半へ。
 
 立ち上がりから、積極的な展開を見せた札幌だったが、61分(後半16分)栃木のMF河原にクロスのこぼれ球を決められ失点。いやな展開となった66分(後半21分)栃木FW稲葉に続けざまに決められ、残り24分で0−2と、敗戦も頭をよぎった。
 
 しかし、今の札幌はここからが違った。74分(後半29分)にMFで攻守に貢献した宮澤が左足で落ち着いてゴール。一気に試合の流れを引き寄せた。すると、83分(後半38分)、上里との交代で入っていたルーキーのFW上原がクロスを頭で見事に合わせ2−2の同点に。
 
 これで意気消沈した栃木に対し、とどめの一撃は、大黒柱のクライトン。88分(後半43分)、DF西嶋の左からのクロスに、伸ばした右足で決勝ゴール。主役の活躍で大逆転劇の幕は下りた。
 
 良い意味で予想を裏切ったハラハラドギドキの展開に、「こどもの日」に集まったちびっこサポーターも大満足の1日となった。
 
 
 
 上写真/後半43分MFクライトンのゴールで栃木SCを逆転し勢いづいたコンサドーレ札幌は、ロスタイムに入り1点目を決めたMF宮澤(11番)とJリーグ初で同点ゴールの新人FW上原(26番)が中央を懸命に駆け上がる。左端に元札幌の栃木DF岡田(2番)の顔が見える
 
 
 
 左上写真/コンサドーレ札幌のMF宮澤(上)が後半29分、栃木SCに1点差に迫るゴールを決める、手前は悔しがる栃木DF大久保
 
 右上写真/Jリーグ初で同点となるゴールを後半38分に決めたコンサドーレ札幌の新人FW上原(26番)は「うれしい」というより「自分でもびっくり」というような表情を見せた
 
 
 
 左上写真/後半43分コンサドーレ札幌MFクライトン(後方10番)の逆転ゴールに呆然とする栃木SCGK小針(29番)
 
 右上写真/逆転ゴールを決めたコンサドーレ札幌のMFクライトン(10番)が腕を突き上げて喜ぶ
 
 

 
 上写真/栃木SCに逆転勝ちし喜ぶコンサドーレ札幌のイレブン。左から逆転ゴールを決めたMFクライトン、GK荒谷、MF藤田、DF西(22番)、1点目を決めたMF宮澤(11番)、DF芳賀(18番)、西嶋(6番)、その後ろにDF趙、吉弘、同点ゴールを決めたFW上原(26番)、MF砂川(8番)
 
 
写真はいずれも石井一弘撮影