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J2第27節(8月17日)、山形に敗戦。暗いトンネル抜け出せず

14・08・20
 8月17日にNDソフトスタジアム山形で行われたコンサドーレ札幌対モンテディオ山形のJ2第27節。札幌は前半立ち上がりに幸先良く先制するも、前半と後半に1回ずつPKを献上し2失点で逆転負け。光明が見えない4連敗を喫し、札幌は順位を13位に後退させている。

 連敗中の嫌な流れを止めたい札幌は、試合立ち上がりから積極的なプレスで山形DFのミスを誘う。前半1分、山形の不用意なバックパスを奪ったFW内村がドリブルで持ち込み冷静にゴールを奪う。

 強烈な先制パンチで勢いに乗るかに思えた札幌だったが、せっかくボールを奪っても、淡白な攻撃でボールを失い守備に回るという悪循環に。

 我慢の時間が続いていた前半終了間際の45分。ここまで耐えてきた札幌DF陣が山形の猛攻に屈する。山形FWディエゴが放ったシュートをDF奈良が体を投げ出しブロック。しかし、腕で止めたハンドと見なされPKの判定。これをディエゴが冷静に流し込み同点で前半終了。

 気持ちを入れ替えた後半、札幌が試合の流れをつかみかけるも決定機には至らず、徐々に山形に盛り返される。

 後半16分、攻め込まれた札幌は、ペナルティーエリア内に放り込まれたボールから、シュートモーションに入っていた山形MF松岡に対しDF石井がタックルを仕掛け、またもPK。厳しい判定にも見えたが、このPKを再びディエゴに決められ逆転とされる。

 残り時間、札幌は攻撃的な選手を投入し同点を狙ったが、最後まで山形のゴールを割ることが出来ず、そのまま1−2で敗戦。7月26日以来、勝利から見放され、プレーオフ圏からも遠ざかる結果となった。

 札幌は8月20日の天皇杯3回戦、アウエーIAIスタジアム日本平での清水エスパルス戦を挟み、8月25日に札幌ドームで栃木SCと対戦する。
編集部