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J2第26節(8月10日)、ホームで京都に敗戦、上位が遠のく3連敗

14・08・13
 コンサドーレ札幌は8月10日、札幌ドームで7位の京都サンガF.C.と対戦。札幌は積極的なプレーで多くの好機を作るも、京都に数少ないチャンスをものにされ、0−1の敗戦。札幌は勝ち点34で足踏み、プレーオフ圏が遠ざかる12位に後退した。

 試合立ち上がりから主導権を握る札幌だったが、シュートがポストにはじかれるなど運にも見放されたのかゴールが遠い。ボールは動くものの、京都の粘り強い守備の前に肝心の得点が入らない。

 前半終了後には、攻撃の要でもあるMF小野が足の不調で交代。後半開始前に暗雲が立ち込める。

 すると後半25分、集中して抑えていた札幌守備陣に一瞬の隙が生まれる。これを見逃さなかったのは元日本代表の京都FW大黒。スピードのあるダッシュから右足で低い弾道のミドルシュートを決められた。

 攻めるしかなくなった札幌は何度もゴール前に攻め込むも、最後までゴールを奪えず3戦連続の完封負け。ここ数試合の繰り返しを見ているような展開だった。

 次節札幌は8月17日にアウエーのNDソフトスタジアム山形で10位のモンテディオ山形と対戦する。

 (写真はいずれも8月10日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半3分、札幌右CKからの攻撃は京都MF中山(15番)に跳ね返される。左端札幌DF石井(19番)、同上原慎(14番)がこぼれ球を狙う


 上写真/前半20分、大けがから復帰して久し振りに先発した札幌MF深井(18番)がボールをキープ。大器の片鱗を見せたが後半12分FW都倉と交代した。中央MF小野(44番)は左太もも裏の痛みで前半だけで退き、後半はMF菊岡が出場した


 上写真/後半5分、札幌MF荒野(24番)がシュートを放ち京都DF内野(4番)に止められる。この後、こぼれ球を札幌FW内村(13番)がシュートするも右ポストに嫌われ先制ゴールならず


 上写真/後半7分、札幌FW内村(13番)が京都MF伊藤(25番)、MF田中(38番)の間を抜けるように突破をはかる


 上写真/後半11分、札幌MF荒野から出たロングボールに反応したMF宮澤(10番)が京都DF酒井(右)を抑えながら抜け出し、GKと1対1になりながらシュートをはずす


 上写真/後半11分、札幌宮澤がGKと1対1の絶好のチャンスをはずし、ピッチに突っ伏して悔しがる。左端京都DF酒井、4番は同内野


 上写真/後半25分、京都FW大黒(31番)が決勝点となるゴールを決める。今季J2得点トップの決定力を見せつけられた。札幌GK金山(1番)、その左DF上原慎


 上写真/コンサドーレ札幌はホームで京都サンガF.C.に0−1で破れ3連敗となり明暗クッキリ。3倍のシュートを放ちながら元札幌の京都FW大黒(右手前右)の1発にやられ、札幌DF石井(19番)、FW内村(右端)がうなだれる。大黒と抱き合っているのはDF内野、左はDF酒井(2番)とMF田中


 上写真/後半33分戦況を見つめる札幌財前恵一監督(右)と京都川勝良一監督

※財前監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。

京都サンガF.C.の川勝良一監督のコメント
 「けが人が多くて、トップ下の石田(雅俊)は、初スタメンでした。練習中からかなり良かったので使いました。勝ち星が2試合ないだけで、おとなしくなってしまうチームなので、刺激を入れるために何人か入れ替えました。相手チームは連敗中でしたけれどサッカー自体は悪くない。ポゼッションもある程度されると想定した中で、カウンターを意識しました。サンガがあまりやっていないスピードアップなどを意識して(選手に)やらせました。守備もよく失点を抑えてくれたと思います。」

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影