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J2第25節(8月3日)、北九州に0−2で敗戦。混戦の中11位に後退

14・08・04
 8月3日、北九州市立本城陸上競技場でギラヴァンツ北九州とアウエーで戦ったコンサドーレ札幌。押し込む展開も前半にカウンターから失点すると、後半にPKで追加点を奪われ0−2の完封負け。これで勝ち点34のまま、順位を11位に落とした。

 札幌20対北九州5=0−2。これはシュート本数と最終スコアで、この日の試合を物語っている―。

 札幌は雨と風を考え、前半からミドルシュートを積極的に放った。先発したFW都倉も強引なプレーでゴールを目指し、存在感を示す。前半36分には、ゴールほぼ正面からのFKをMF小野が直接狙ったが、惜しくもクロスバーをかすめた。

 札幌は、最後の工夫が足りず、FWとDFラインが間延びしてきた前半41分、攻め込んだ相手陣内深くのパスミスから、北九州の素早いカウンターを受ける。2本のパスと効果的なドリブルからの大きなアーリークロスが入ると、上がってきた北九州DF冨士にヘディングで見事に合わせられた。

 1点ビハインドで迎えた後半、さらに札幌は前がかりになる。しかし、ホームの北九州はじっと耐え、反撃の機会を虎視眈々と狙っていた。後半22分、札幌が最終ラインで不用意なプレーからボールを奪われると、最後は抜け出した相手選手をDF櫛引が引っ張り一発退場でPK献上。これを北九州FW池元が沈め、0−2。

 ここから札幌に追いつく力は残っておらず、そのままタイムアップ。痛い連敗を喫した。

 プレーオフ圏内6位のジェフユナイテッド千葉の勝ち点38で、7位京都サンガF.C.の勝ち点35から、17位ザスパクサツ群馬は勝ち点30と、5ポイント差で11チームがひしめき合っている。札幌は連戦の疲れの影響はあったが、それは相手も同じこと。混戦のJ2を抜け出すためには、ここから一戦必勝の気持ちで乗り切らなければならない。

 次節は8月10日、ホーム札幌ドームで7位の京都と対戦する。
編集部