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J2第21節(7月5日)、苦手アウエーで長崎に1−0。3連勝決める

14・07・11
 7月5日、アウエーの長崎県立総合運動公園陸上競技場で行われたJ2第21節、コンサドーレ札幌対V・ファーレン長崎の一戦。アウエーの地では開幕戦以来勝ちのない札幌だったが、この日は前半にMF砂川が奪った1点を最後まで守り抜き勝利。これで札幌は8勝7敗6分け、勝ち点を30とし、リーグ前半戦を9位で折り返した。

 試合は、立ち上がりから積極的な札幌が優位に進める。前線からの効果的なプレスで長崎に思うようなプレーをさせない。すると前半14分、その成果が形となって表れる。

 長崎陣内の高い位置で連動したプレッシングでボールを奪取。素早くゴール前へつなぐと、最後は砂川がキーパーとの1対1を制し冷静に決めた。その後も札幌が主導権を握るが追加点を奪えず前半終了。

 後半は一転、長崎に押し込まれるシーンが目立つ。長崎のロングボールからのこぼれ球も相手に拾われ、我慢の時間帯。札幌はカウンターからの追加点を狙うも、パスミスが多くなりチャンスをつかむことが出来ない。

 最後は、札幌の守備陣の踏ん張りもあり、得点を許さず1−0の完封勝利。鬼門となっていたアウエーの地から貴重な勝ち点3を持ち帰ることに成功。勢いに乗る3連勝でリーグ中断期間に入った。

 次節札幌は7月20日に札幌ドームで12位の大分トリニータと対戦する。次節からは待望の小野伸二が出場可能。上昇気流に乗りつつあるチームに、新たなピースが組み合わさることでどんな化学反応が出るか楽しみだ。
編集部