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J2第17節(6月7日)、下位の讃岐にアウエーでまさかの完封負け・・・

14・06・11
 6月7日、コンサドーレ札幌は香川県立丸亀競技場で21位のカマタマーレ讃岐と対戦。札幌は試合の主導権を握るも、讃岐に少ないチャンスを決められて0−1の敗戦。これで札幌は5勝7敗5分け、勝ち点20のまま、順位を16位に下げた。

 昇格圏から離されないためにも下位相手に取りこぼしは許されない一戦。それを理解し、試合立ち上がりから札幌のペースに持ち込む。高い位置からプレスをかけ、ボールを奪ってはサイドを起点にチャンスをつくり、讃岐をゴール前に押し込んだ。

 札幌は攻撃のテンポは良かったが、讃岐の必死の守りもあり、得点を奪うことが出来ないまま前半を終えた。

 後半に入っても札幌が果敢に攻めるが、ゴール前での精彩を欠き、1点が遠い。すると後半36分、攻め疲れか、運動量の落ちたところで讃岐に一瞬の隙を突かれる。

 讃岐が右サイドでボールをつなぐと、ゴール前へグラウンダーのクロス。ニアに走りこんだ讃岐の選手がわずかに触り、最後は中央で待っていた讃岐FW高橋に押し込まれ先制点。

 失点後、札幌はさらに攻勢を強めるが、集中力の高まった讃岐のゴールラインを割ることができない。結局最後までその展開は変わらず0−1の完封負けを喫した。

 ボールの保持時間が長くても、どれだけ優勢に進めても、決めるべきところで決めないと勝てないのがサッカー(シュート数、札幌12本、讃岐4本)。逆に見ると、讃岐はまさに狙い通りの戦い方で勝利をつかみ、札幌はサッカーの怖さ(試合のセオリー)を痛感する結果となった。

 次節札幌は6月14日にアウエーのニッパツ三ツ沢球技場で19位の横浜FCと対戦する。もはや相手を下位と見なすことはできない。自分たちの置かれた状況を真摯に受け止め、ひとつひとつ全力プレーで相手を上回りたい。
編集部