コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

J2第12節(5月2日)、連勝止まるもアウエーで勝ち点1奪う

09・05・04
 4連勝中と、スタートダッシュの失敗を取り戻しつつあるコンサドーレ札幌は、アウエー(レベルファイブスタジアム)でアビスパ福岡と対戦。後半退場者を出しながらも0−0のドロー。5連勝はならなかったが、しぶとい戦いで勝ち点1を積み上げた。
 
 勢いに乗って5連勝をと意気込み臨んだ一戦。しかし、前半開始直後、いきなり福岡に決定的なシーンを作られ、GK荒谷が辛くもセーブ。この試合の難しさを予感させた。
 
 札幌も序盤は、右のMF藤田、左の岡本が起点となりチャンスメークするも、ゴールには至らず。頼みのクライトンもこの日は福岡のプレスに沈黙。ゴールを向いての決定的な仕事はできなかった。前半は、福岡の目指すポゼッションサッカーが目立つ展開となった。
 
 どちらも1点が欲しい後半。互いに攻めあぐねている66分(後半21分)、ファール後の小競り合いで、札幌のダニルソンが一発退場。勝負の時間帯に10人となってしまった。この後、石崎監督は、岡本に替え砂川、藤田から芳賀を投入。福岡の数的有利を早く生かしたい焦りも手伝い、互いにノーゴール。札幌は1人少ない分をチーム全員でなんとか補い勝ち点1を奪うことに成功した。
 
 対戦チームからの視点で捉えた場合、攻撃の生命線であるクライトンを押さえるのは定石。この時に札幌は、マークを1人、2人と引き連れているクライトンをおとりに、上里、藤田、岡本が決定的な仕事をしなければならない。これが、チーム全体のレベルアップと、上位進出の鍵となる。
 
 次節は5月5日、子どもたちが集まるであろう札幌ドームで17位栃木SCを迎え撃つ。ここで勝たなければ、未来のプレーヤーたちも喜ばない。子どもたちの目の前で、記憶に残るサッカーをしよう。
 
編集部