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J2第15節(5月25日)、札幌攻撃陣が火を噴き、水戸に4発圧勝

14・05・29
 5月25日、札幌ドームで行われた17位コンサドーレ札幌対6位水戸ホーリーホックの試合。前半こそ点数の奪えなかった札幌だが、後半に入ると一転ゴールラッシュ。MF石井の先制点に始まり、MF都倉、上里の追加点やMFヘナンのJ初ゴールが飛び出し大量4得点の完封勝利。これで札幌は5勝6敗4分け、勝ち点を19とし、順位を13位に浮上させた。

 後半2分、MF都倉がドリブルでペナルティーエリアまで持ち込み右足でシュート。水戸GK本間がはじいたところにMF石井が詰めて先制点を奪う。さらに2分後、MF上里の左CKを都倉が打点の高いヘッドで合わせ追加点。札幌が一気に試合の主導権を握る。

 守ってもCBのパウロンと奈良を中心に安定したディフェンスで水戸に決定機を作らせない。すると後半34分、カウンターから持ち込んだFW内村の打ったシュートのこぼれ球に、長い距離を走ってきた上里が左足で押し込み試合を決める。

 試合終了間際のアディショナルタイムには、ロングボールに抜け出したヘナンが巧みなステップでGKをかわし4点目。華麗なゴールで試合を締めくくった。

 次節札幌は5月31日に札幌厚別公園競技場で16位のアビスパ福岡と対戦する。今節の勝利で聖地・厚別の開幕戦に勢いよく臨めるはず。初夏の陽気で気温も上昇中の札幌。チームも連勝街道で一気に上昇したい。


 (写真はいずれも5月25日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半22分、札幌MF都倉(39番)と水戸DF金聖基のマッチアップ。二人は共に前所属がヴィッセル神戸で、この日、何度も競り合いを見せた


前半追加タイム2分、水戸右CKからの攻撃で、FW三島(11番)がヘディングシュートを放つが、札幌DF陣も懸命に防ぐ。札幌GK金山(1番)、DF河合(4番)


 上写真/後半2分、先制ゴールを決めた札幌MF石井(19番)が笑顔で手を胸に・・・。喜ぶMF都倉(39番)とDF上原慎(14番)


 上写真/後半4分、2点目を決めた札幌MF都倉(39番)は、前回得点した時の仁王立ちポーズを早々にやめ、ゴール裏サポーターにアピール。中央は喜ぶCKを蹴ったMF上里、右端DF上原慎(14番)


 上写真/後半34分、ゴールを決めた札幌MF上里(20番)と笑顔で祝福するDF小山内(26番)が本当に嬉しそう


 上写真/後半追加タイム3分、札幌MFヘナン(左)が4点目となる来日初ゴールを決め、アシストしたDF上原慎(14番)に祝福され笑顔を見せる


 上写真/水戸に4−0と大勝し、札幌に戻ってホーム初ゴールのMF石井(19番)と今季初ゴールの上里(20番)がヒーローインタビューを受けた


 上:上段写真/札幌MF砂川選手(左前から2人目)が自身初の個人シート「SUNAシート」を設けた。招待されたインドネシアの人たちが入場する選手たちを迎える
 上:下段写真「SUNAシート」で応援するインドネシアの人たち


 上写真/後半早々に2点を取り、後半6分余裕を持って選手に拍手を送る札幌の財前恵一監督(右)と腕組みして厳しい表情の水戸の柱谷哲二監督

※財前監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。

水戸ホーリーホックの柱谷哲二監督のコメント
 「前半は良かったのですけれど、後半のところ(始め)で失点してから、失速してしまった。全体的にコンディションを含めて、前半はまあまあだったけど、セカンド(ボール〉だったり、球際だったり、その辺が全然勝てなくて、後半はそのままいってしまった。また、立て直して次の試合に臨みたい。
(記者の質問に答え)札幌さんは、素晴らしいできだった。うちは点を取られて、守りが委縮してしまった。うちが悪いというより、札幌の出来が数倍良かった。」

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影