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愛媛戦 プロカメラマン“石井一弘の目”「思いが通じた愛媛サポーター」

14・05・17
 コンサドーレ札幌は、なかなか勝てず苦しんでいる―。

 5月12日に行われた愛媛FC戦、ホームの札幌ドーム、相手は18位(12節時点)、絶対に落とせないケースだった。

 愛媛から駆けつけた熱烈サポーターで石井謙伍のファンだったという看護師さんが、「今日は、愛媛から5人、関東から1人、道内の人が2人、たった8人です」と、試合開始前に教えてくれた。

 実際には、試合開始直後に道内の方と思われるお二人が加わり、10人だった。試合終了後、あいさつに来た選手たちに拍手を送っているときは、更に2人増え、12人となっていた。

 その看護師さんが印象を話してくれた。「札幌ドームは初めてで、正直興奮した。コンサの人たちの応援の迫力はすごかった。私たちは少なくて迫力もなく、声も届いたか分からないぐらいでしたけど、思いは(選手に)伝わったと信じています」

 事実、愛媛サポーターの思いが通じたかのように、1−0でホームの札幌を破った。敗れた札幌の選手たちがあいさつに行ったゴール裏は、びっしりのサポーターで足の踏み場も無いほど。選手には、罵声も飛んだ。勝敗は、応援の数ではないなと、つくづく感じた。

 札幌だって昨年は、アウエーでよく勝ち、プレーオフに参加できる寸前まで頑張ったではないか。もっとも札幌の場合、アウエーでもどちらのホームゲームか分からないほど、サポーターが大勢応援に駆けつける場合が多い。

 それにしても、平日の夜の試合開催は、特にアウエーのサポーターにとって酷だ。

 (写真はいずれも5月12日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半15分、応援する愛媛サポーター10人。愛媛から5人、関東から1人、道内から2人、右上のお二人も道内か?


 上写真/愛媛に0−1で破れ、ゴール裏サポーターにあいさつする札幌の選手たち。スタンドからは罵声も飛んだ


 上写真/1−0で札幌を破りあいさつに来た選手に拍手する愛媛のサポーターたち。途中から増えたのか、12人になっていた

石井一弘