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J2第6節(4月5日)、都倉の移籍後初ゴールで松本に勝利

14・04・11
 4月5日、札幌ドームで行われたJ2第6節。コンサドーレ札幌対松本山雅FCの試合はホームの札幌が1−0で完封勝利。これで札幌は3勝1敗2分けの勝点11で、順位を6位にあげた。

 試合は、前半の内にエース内村が負傷で交代するというアクシデントに見舞われた札幌。しかし、代わりに入ったFW都倉が大きな仕事をやってのける。

 前半スコアレスながら、試合を優位に進めていた札幌は、後半15分に待望の先制ゴール。左サイドのMF砂川からの高いロングボールがゴール前に入ると、待っていたのは都倉。相手DFと体をぶつけながらペナルティエリア内でボールをキープ。直後に巧みな反転から左足を振り抜き、松本GK村山のニアサイドを破った。

 これが決勝点となり札幌が1−0の完封勝利。エースの離脱を期待の新戦力がカバーし、ホーム戦2連勝を飾った。

 次節札幌は4月13日にアウエーの大分銀行ドームで13位の大分トリニータと対戦する。調子の良い選手を使うという財前監督の方針が浸透し、チームも上昇しつつある。次節もニューヒーローの登場に期待しよう。

 (写真はいずれも4月5日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/この試合攻守に活躍を見せた札幌MF宮澤、前半37分シュートするもゴール右にはずす、左端札幌MF前田


 上写真/前半42分、相手選手とぶつかって負傷した札幌FW内村、右足太ももを手で押さえている。タンカが入ったが自力で歩き退場、44分からFW都倉が代わって出場した


 上:左側写真/後半15分?、札幌MF河合のパスを受けたMF砂川が、左サイドをドリブルで持ち込みゴール前のFW都倉を目指して右足アウトでクロスを出す。左は松本DF田中、この後、都倉が先制ゴールを決める

 上:右側写真/後半15分?、札幌MF砂川のクロスは、ゴール前で松本のDF多々良(23番)が一瞬早くクリアーするか、に見えた


 上写真/後半15分?、札幌MF砂川のクロスは、松本のDF多々良(23番)がクリアー出来ず、こぼれたところを札幌FW都倉(39番)が反転しながら左足を振り切り、決勝点となったゴールを決めた


 上写真/後半15分?、先制点を決めてサポーターに「どうだ!」とアピールする札幌FW都倉(右)と悔しがる松本GK村山


 上写真/今季けがで出遅れていたDFパウロンが今季初出場。後半17分、前節までJ2得点王の松本FW船山(10番)を横目にロングボールをクリアする


 上写真/後半37分、松本右スローインからの猛攻。松本のDF多々良(左奥、倒れている)のシュートを札幌は必死で守りきった。左からMF河合(4番)、DFパウロン(3番)、GK李吴乗(16番)、FW都倉、榊、DF奈良(23番)、左端松本DF田中(3番)、右から2人目、松本DF飯田(4番)


 上写真/試合が終了し、上位の松本山雅を1−0で下して喜ぶ札幌の選手たち。今季初出場したDFパウロン(3番)、完封したGK李吴乗(16番)、決勝ゴールを決めたFW都倉(39番)、パウロンとともにCBを務め勝利に貢献したDF奈良(23番)らが笑顔を見せる


 上:左側写真/先制点を奪って1点リードした直後の後半17分、指示を出す札幌財前恵一監督

 上:右側写真/前半14分、札幌DFパウロンが衝突で鼻血を出し治療している(後方)間も、厳しい表情の松本の反町康治監督

※財前監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。

松本山雅FCの反町康治監督のコメント
 「前節(湘南戦)の悔しい敗戦をもとにここまでやってきましたが、それが薬になっていなくて、残念です。前半は非常にリズムが良かったのですが、相手の内村に代って都倉が入り、けがの功名と言うか、札幌の攻撃が変わった。うちはまだまだ経験の少ない選手が多く、J1級の選手には力負けする。順位をそうとう落としたと思いますが、そこから這いつくばっていくためには、しっかり反省して、次に臨みたい。」

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影