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J2第4節(3月22日)、北九州に3発快勝。今季ホーム初勝利に沸く

14・03・27
 3月22日に札幌ドームで行われたコンサドーレ札幌対ギラヴァンツ北九州の一戦。前半に3点を奪った札幌は、最後まで北九州に主導権を渡さず快勝。3−0の完封で今季ホーム初白星をかざった。

 試合は、ホーム戦らしく果敢に前に出た札幌。序盤から運動量が多く、高い位置から連動した守備で次々とボールを奪う。ペースをつかんだ前半13分、MF砂川のロングスルーパスに抜け出したFW内村が角度のないところから右足で流し込み先制。

 続く22分、今度は砂川の左コーナーキックに内村が頭で合わせ追加点。2人のコンビネーションが冴えわたる。

 勢いに乗った札幌は28分にPKを獲得。ハットトリックを狙った内村のPKは、北九州GK大谷に防がれ、こぼれ球にいち早く反応したDF上原慎がシュート。これもGK大谷がはじき出すも跳ね返ったボールを再び上原が蹴り込み3点目。前半で試合を決定づけた。

 後半に入ると札幌はリードを生かし落ち着いた試合運び。1年10か月ぶりの出場となったGK李を中心に守りも安定し、北九州に決定的なチャンスを与えず試合終了。ホームでの完勝にドームが湧いた。

 次節札幌は、3月30日にアウエーの京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で京都サンガF.C.と対戦する。この日見せた攻撃での積極性と、守備での安定感を継続して発揮したい。

 (写真はいずれも3月22日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半2分、札幌MF前田(11番)が前線に駆け上がる。前田はこの日、3点目のPKを得るなど勝利に貢献した


 上写真/前半27分、札幌MF前田が得たPKをハットトリックを狙ったFW内村(13番)が蹴ったが、GKにセーブされる。この後GKがこぼしたボールをつめていたDF上原慎(14番)が押し込む


 上写真/移籍後初出場、初先発した札幌DF薗田(5番)が前半38分、京都から移籍の北九州FW原とヘッドで競う。薗田は北九州に点を与えず守備に安定感をもたらせた

 上写真/昨年のアキレス腱断裂の大けがから1年10か月ぶりに復帰して先発した札幌GK李吴乗(16番)が後半2分、北九州の右FKからのボールをDF渡邊(3番)と競りながらキャッチ、ブランクを感じさせないプレーを見せた


 上写真/後半36分、札幌は途中出場のMF菊岡(28番)がボールをキープしてパスの出しどころを捜す。同じく途中出場のFW都倉(39番)が菊岡の左を懸命に駆け上がる。右端北九州MF井上(29番)


 上写真/途中出場ながら今季初出場した札幌MF古田(15番)が後半41分、北九州DF渡邊(3番)とマッチアップ


 上写真/ギラヴァンツ北九州戦で3−0と今季ホーム初勝利で喜ぶコンサドーレ札幌の選手たち。初出場、初先発のDF薗田が笑顔、3点目を決めたDF上原慎(14番)とハイタッチするキャプテンMF河合(4番)はヤレヤレといった感じ。1年10か月ぶりに公式戦に復帰し勝利したGK李吴乗が喜びを噛みしめているような表情も印象的


 上:左側写真/後半28分、これから投入する札幌MF菊岡(28番)に指示を出す財前恵一監督

 上:右側写真/前半29分選手に指示を出す北九州の柱谷幸一監督だが、直前に札幌に3点目を決められ、心なしか力がないように見えた

※財前監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。



 上写真/視察に訪れたJリーグの村井満チェアマンが試合後記者会見し感想を述べた

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影