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J2第1節(3月2日)、磐田相手の開幕戦を完封勝利で好スタート!

14・03・06
 サッカーファンが待ち望んだ季節が到来。ワールドカップイヤーの2014シーズンJリーグがついに開幕―。

 コンサドーレ札幌は、3月2日のJ2開幕戦をアウエーのヤマハスタジアムでJ1から降格してきたジュビロ磐田と対戦。地力に勝る磐田に押し込まれる展開も、前半にMF砂川の直接FKが決まり札幌が先制。その後、勢いを増す磐田の猛攻をチーム一丸となって跳ね返し続けた札幌が、1−0で完封勝利。期待の持てる好スタートを切った。

 相手は、日本代表のDF伊野波、DF駒野、元日本代表のMF松井、MF山田、FW前田を擁する豪華な顔ぶれの選手がそろったJ2優勝候補。

 開始から力の差そのままに攻め込まれ、札幌は幾度となくピンチを迎える。しかし、今季V・ファーレン長崎より移籍してきたGK金山が期待通りのセーブを見せ磐田に得点を与えない。

 札幌は押し込まれながらも前半16分、FKを獲得すると、蹴るのは砂川。味方に合わせるそぶりから蹴ったボールは壁の右側を曲がって通り、磐田GK藤ヶ谷の手をはじき値千金の先制ゴール。前半を1−0で折り返す。

 磐田の攻撃が勢いを増した後半29分、猛攻に耐えかね札幌がPKを献上。蹴るのは前田。この絶体絶命のピンチに札幌の新守護神金山がPKをストップ。この試合最大の危機を乗り切った札幌は、このまま逃げ切りに成功。アウエーの地で金星となる勝ち点3を奪って見せた。

 次節札幌は3月9日に札幌ドームでモンテディオ山形と対戦する。まだ雪深い北海道のホーム開幕戦。待ちに待ったサポーターに心地よい勝利の春風を送りたい。

 (写真はいずれも3月2日、ヤマハスタジアム、撮影・石井一弘)


 上写真/今季の開幕戦先発メンバーに選ばれた札幌の選手たち。前列左からDF松本(27番)、MF上原拓(33番)、MF砂川(8番)、内村(13番)、菊岡(28番)、後列左からGK金山(1番)、DF小山内(26番)、FW石井、MF宮澤(10番)、DF上原慎(14番)、櫛引(25番)。注目は道教育大岩見沢校から入った新人MF上原拓郎の抜擢、GKは長崎から移籍の金山、センターバックの2人に若い櫛引、小山内、ワントップに5年ぶりに戻ってきた石井というところか・・・


 上写真/前半26分、札幌の大卒新人MF上原拓(33番)が磐田のブラジル人MFフェルジナンド(32番)からボールを奪い取る。右端札幌DF小山内、その左、磐田のFW前田(18番)。新人ながら開幕戦先発に起用され90分フルに戦い、キャプテンシーを発揮して勝利に貢献した


 上写真/開幕戦先発でセンターバックを任された札幌DF小山内(26番)と櫛引(倒れている)が前半34分、磐田の強力FWポポ(7番)とMFフェルジナンド(32番)の猛攻を必死で守る


 上写真/後半30分磐田のFW前田(18番)のPKを止めた札幌GK金山に勝利したかのように飛びついていくDF小山内(26番)、MF菊岡(28番)、右端ではDF櫛引(25番)がバンザイ。後方の磐田のサポーターはガックリ


 上写真/後半31分、ボールを奪った札幌へ新加入のMF菊岡(28番)が右端のMF荒野と呼応して前線にかけあがる。左磐田DF藤田(33番)


 上写真/日本代表クラスをそろえた強敵ジュビロ磐田を破り嬉しそうなコンサドーレ札幌の選手たち。とりわけ若いDF陣、新加入選手を中心にあふれんばかりの笑顔を見せていた。DF小山内(26番)、GK金山(1番)、DF櫛引(25番)、松本ら。一方敗れた磐田のキャプテンMF山田(右端10番)は肩を落として引き上げる


 上写真/磐田を破った瞬間、財前監督を中心に喜びを爆発させるスタッフ、選手たち


 上写真/遠路駆けつけた札幌のサポーターたちが、磐田を1−0で破った札幌の選手たちを迎えて大歓声を上げる


 上:左側写真/後半32分選手たちに指示を出す札幌の財前恵一監督

 上:右側写真/後半追加タイム1分、最後まで諦めず懸命に指示を出す磐田のシャムスカ監督

※財前監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影