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J2第9節(4月19日)、ホームで372日ぶりの勝利!

09・04・21
 4月19日J2第9節、コンサドーレ札幌は、札幌ドームで首位セレッソ大阪と対戦し、4−1と圧勝。ホームでは、昨年4月12日のJ1磐田戦以来、372日ぶりの勝利。今季初の連勝で、勝ち点を11にのばし、順位も11位と浮上した。
 
 試合は、前節まで7勝1分けで首位を走っていたC大阪に対し劣勢が予想されるも、札幌は前半6分にMF岡本が先制ゴールを奪取。しかし19分にC大阪MF香川に、4人が抜かれての同点ゴール食らった。
 
 試合の流れをもっていかれてもおかしくはないスーパーゴールだったが、札幌はここから戦う姿勢を見せた。臆することなく、積極的にプレスをかけ、主導権を渡さない。すると41分には、FWキリノが3戦連続となる勝ち越しゴールを決め2−1で折り返す。迎えた後半も、勢いそのままに49分にDF西嶋、73分にMFクライトンが追加点をあげ、4−1と快勝した。
 
 この日の札幌は、強者に挑むチャレンジャーの姿勢が生きた。チーム一丸となって、ハードワークをこなし、今季のテーマであるチャレンジ&カバーを繰り返した。ここへ来て吹っ切れたかのように石崎監督が目指すサッカーが形となった。目標のJ1昇格のためには、1戦1戦チャレンジャー精神を前面に出し、「戦(たたかう)」ことが最低条件となるだろう。
  
 次節は、4月26日(日)16:00から横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で横浜FCと対戦する。
(写真はいずれも4月19日、札幌ドーム。撮影・石井一弘)
 
 
 
上写真/前半6分札幌のMF岡本(右)はDF趙のパスを受け、左からドリブルで中央に持ち込み、C大阪DFチアゴ(3番)をかわして先制ゴールを決める
 
 

 
上写真/前半41分、C大阪を突き放す追加点を決め喜ぶFWキリノ(19番)に駆け寄って祝福するMFクライトン(10番)と先制ゴールを決めたMF岡本(左)。右は呆然とするC大阪GKキム・ジンヒョン
 
 
 
上写真/後半4分札幌は右CKからDF西嶋が試合の流れを決定づけるゴールを決め、イレブンが集まって喜ぶ。左からMFクライトン(10番)、ダニルソン、上里、DF西嶋(6番)、趙(15番)、その後ろにMF藤田、FWキリノ
 
 
 
上写真/首位のセレッソ大阪を撃破したコンサドーレ札幌の選手を笑顔で称えるゴール裏の熱烈サポーターたち。前節カターレ富山に試合終了直前に同点とされ引き分け、激しいブーイングを浴びせたのがうそのようだ
 
 
 
左写真/372日ぶりのホームでの勝利に両手をかざして喜びの挨拶をするコンサドーレ札幌の選手たちだが、その表情はこわばって見えた。全精力を使い切ったためか? 左からDF西嶋(6番)、MF上里(20番)、DF西(22番)、FW上原(26番)、宮澤(11番)ら
 
 
  
 
  
 
  
 
 
 
右写真/後半28分札幌MFクライトン(10番)はFWキリノからのパスをドリブルで持ち込みシュート、C大阪GKキムがはじいた球を再びシュートしてダメ押しのゴールを決める
 
 
 
上写真/後半29分C大阪のFW乾(7番)のシュートを好セーブしたコンサドーレ札幌のGK荒谷(16番)
 
 
 
上写真/前半19分セレッソ大阪のMF香川(8番)はコンサドーレ札幌の守備陣4人をかわして同点ゴール、さすが日本代表の実力を見せつけた、札幌GK荒谷
 
 
写真はいずれも石井一弘撮影