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天皇杯4回戦、J1甲府相手に若手主体で接戦演じるも、延長戦で散る

13・11・22
 コンサドーレ札幌は、11月20日に熊本県のうまかな・よかなスタジアムでヴァンフォーレ甲府と天皇杯4回戦を行った。札幌は格上のJ1チーム相手に、90分を通して互角の展開に持ち込み、延長戦へ。その延長後半、甲府に一瞬の隙を突かれ失点。激戦の末、惜しくもベスト8入りはならなかった。

 J2最終節にプレーオフ進出を賭ける札幌はこの試合、主力選手を休ませ、代わりに出場機会の少なかった若手やけがから復帰してきた選手を起用。

 前半札幌は、若さあふれる果敢なプレーで試合の主導権を握り、J1の甲府相手にも一歩も引かない。しかし、後半に入ると地力に勝る甲府が盛り返し、札幌ゴールに迫るシーンが増えた。対する札幌は粘り強い守備で得点を与えず、スコアレスのまま延長戦へ突入。

 延長に入っても甲府ペースで試合が進み、札幌が耐える展開の延長後半8分、ついに均衡が破られる。左サイドを甲府MF橋爪に突破されセンタリングを送られると、中央で待っていた甲府FWパトリックに頭で豪快に叩き込まれ決勝点。0−1の惜敗で札幌は4回戦で姿を消した。

 札幌は、11月24日に札幌ドームでJ2最終節、16位のギラヴァンツ北九州と対戦する。この一戦に勝てばプレーオフ圏内へ浮上する可能性が非常に高い。ホームで最高の舞台が整った今、あとは目の前にある勝利をつかみ取るだけ。終了のホイッスルが鳴った時、会場中を包む歓喜のサッポロコールが鳴り響く。
編集部