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J2第41節(11月17日)、岐阜に3−0の快勝、最終戦に希望つなげる

13・11・19
 コンサドーレ札幌は、11月17日にアウエーの岐阜メモリアルセンター長良川競技場で21位のFC岐阜と対戦。札幌は開始早々に先制点を奪い、前半のうちに追加点も決め優位に立つ。後半もダメ押しとなる3点目を決め、守っても無失点と、3戦連続の完封勝利を収めた。

 プレーオフ進出のためには勝利あるのみ。札幌はこの追い込まれた状況を力に変え、試合立ち上がりから岐阜を圧倒。素早いパスワークからチャンスを作ると、前半3分に幸先よく先制点を奪う。右からのCKをMFレ コン ビンが蹴ると、勢いよく飛び込んできたDF上原がヘディングシュート。ボールの勢いが勝ったか、岐阜GK高木の手をはじきゴールに吸い込まれた。

 勢いが加速した札幌は前半17分に再びネットを揺らす。今度はMF砂川の左CKから、DFチョ ソンジンが頭で合わせると相手GKがボールをこぼす。このこぼれ球に素早く反応したFW内村が体で押し込み2−0。セットプレーからの効果的な得点が光った。

 前半の流れを引き継ぎ、後半も札幌が攻勢に。連動した守備と鋭い出足でボールを奪うと、丁寧なビルドアップで岐阜ゴールに次々と迫る。

 迎えた後半13分、ボールを奪った砂川が左サイドを駆け上がる上原にパス。ボールを受けた上原が持ち込んでセンタリングを送ると、ゴール前で待ち受けていた内村が打点の高いヘディングで豪快にゴール。

 その後、ピンチを招くこともあったが、岐阜に最後まで得点を許さなかった札幌。これで20勝18敗3分け、勝ち点63。順位は7位のままだが、プレーオフ圏となる6位徳島ヴォルティスとは勝ち点差1に迫った。

 次戦は、11月20日に中立地の熊本県、うまかな・よかなスタジアムで天皇杯4回戦のJ1ヴァンフォーレ甲府との試合をはさみ、11月24日に札幌ドームでJ2リーグ最終節となる16位のギラヴァンツ北九州戦を行う。最終節に勝てばプレーオフ進出が濃厚となった札幌。求められることは勝利のみ。ホームアドバンテージを最大限に生かし、みんなで有終の美を目指そう。
編集部