コンサドーレ札幌はＪ２第８節をアウエー（正田醤油スタジアム群馬）でザスパ草津と戦い、キリノの２ゴールで２−１と逃げ切りに成功。６戦ぶりの勝利を飾った。
　
　試合は、前半３２分に草津の都倉にＰＫを決められ、嫌な流れを作ってしまう。しかし、３９分に、今度は札幌の上里が倒されＰＫを獲得。これを志願したキリノが落ち着いて決め１−１の同点で折り返した。
　
　後半、札幌はＭＦ岡本に代え、ＦＷ宮澤を投入。キリノの１トップから２トップに変更し、攻撃へのアクションを起こした。すると５７分、西のクロスがこぼれたところを宮澤からクライトンへつなぎシュート、一度は相手ＧＫにはじかれるものの、それを待ち構えていたキリノがボレーで叩き込みゴール。この日２点目となる勝ち越し弾にキリノも「ベストゴール」と振り返った。
　
　その後は、いつもの悪い展開もみえたが、石崎監督は６６分にダニルソンから砂川、７７分にキリノに代えて芳賀を投入し、勝ち点３を手繰り寄せた。
　
　札幌はこの勝利で、２勝２分け４敗の勝ち点８で、１６位から１３位に順位を上げた。スタートダッシュに失敗した今、粘り強く勝ち点を奪い、順位を上げていくしかない。次節は、１９日札幌ドームで首位（勝ち点２２）のセレッソ大阪を迎え撃つ。