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J2第39節(11月3日)、千葉を下し、昇格プレーオフ争いに望みをつなぐ

13・11・07
 11月3日に札幌ドームで行われたJ2第39節。コンサドーレ札幌対ジェフユナイテッド千葉の一戦は、前半、一進一退の攻防が続きスコアレス。後半に入ると攻勢に出た札幌が1点を奪いそのまま1−0で逃げ切り。これで札幌は18勝18敗3分け、勝ち点を57に伸ばし、順位を8位に上げた。

 前節の京都戦の負けで、昇格プレーオフ進出が厳しくなった札幌。この試合にかける意気込みは非常に高いものがあった。

 立ち上がりからチャンスを作ったのはホームの札幌。積極的な攻撃で千葉ゴールに迫ったが、なかなかゴールを割れない。

 対する千葉もJ2得点王をひた走るFWケンペスを中心に迫力ある攻撃も、札幌DFが集中した守りで得点を与えず、両チームにゴールが生まれないまま前半終了。

 後半、札幌が主導権を握り、効果的な速攻からチャンスを作る。札幌ペースで迎えた後半36分、待望の先制点が生まれる。

 千葉DF米倉が自陣深くで不用意なバックパスをすると、DF竹内とGK岡本がお見合い。この一瞬の隙を狙っていた札幌FW内村が、猛然と追いかけスライディング。対応の遅れた岡本からボールを奪い無人のゴールに流し込んだ。

 残り時間、必死の反撃を見せる千葉に対し、札幌は全員が体を張り、虎の子の1点を最後まで守り完封勝利。プレーオフ圏浮上へ可能性を残す大きな勝ち点3を奪った。

 次節札幌は、11月10日に札幌ドームで2位のヴィッセル神戸と対戦する。決勝ゴールを決めた内村は次節、累積警告により出場停止。代わりに誰が出ようと、内村がこの日見せた泥臭くても戦う姿勢は引き継いでほしい。

 (写真はいずれも11月3日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半24分札幌DF奈良(23番)と千葉FW町田(28番)がヘッドで競い合う。奈良は前節のミスで敗戦した教訓を生かし、体をはったプレーでこの日の勝利に貢献した。手前札幌MF前田(11番)


 上写真/前半35分札幌DFチョ・ソンジン(上)が千葉FWケンペス(37番)を抑えてボールを支配する。この日、札幌DF陣は現在J2得点トップのケンペスを完全に封じ、勝利をもぎとった。右札幌DF上原(14番)


 上写真/前半36分千葉右CKからの攻撃を札幌DFチョ・ソンジン(中央5番)がクリア。ゴール裏サポーターが熱い声援で後押し


 上写真/後半18分千葉右FKからの攻撃を札幌DFチョ・ソンジン(5番)、MF河合(4番)らが懸命に守る


 上写真/後半追加タイム4分、途中出場した札幌MF岡本(17番)が千葉MF佐藤(16番)と必死の形相でマッチアップ


 上写真/千葉を1−0で破った試合終了の瞬間、途中出場の札幌FWフェホ(35番)が、この表情で喜びを表した


 上写真/札幌の勝利の瞬間、ゴール裏熱烈サポーター席の喜びが爆発した


 上写真/1−0でジェフユナイテッド千葉を破ったコンサドーレ札幌の選手たちが、ゴール裏サポーター席前でヒーローインタビューから戻ってきた決勝ゴールのFW内村(13番)を笑顔で迎える


 上:左側写真/後半31分、この後、MF前田に代えて投入するFWフェホに通訳を通して入念な指示を与える札幌の財前恵一監督(左)

 上:右側写真/札幌に先制を許した後の後半40分、札幌DF上原(14番)がスローインする後方で、コーチ陣と話し合う千葉の鈴木淳監督(右)

※財前監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影