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J2第33節(9月15日)、またも終盤の失点。栃木に痛恨の逆転負け

13・09・20
 9月15日にアウエーの栃木県グリーンスタジアムで14位の栃木SCと対戦したコンサドーレ札幌。幸先良く先制するものの、前半の内に同点に追いつかれると、後半は激しい点の取り合いに。札幌が2度のビハインドを追いついた直後、試合終了間際の失点で3−4と競り負けた。これで札幌は15勝15敗3分け、勝ち点は48。順位は変わらず8位となっている。

 雨で荒れたピッチにいつものパス回しを封じられた札幌は、長身FWフェホをターゲットに高さを生かす作戦。この狙いが当たり札幌が先制点を奪う。前半18分、DF上原のロングスローをゴール前のフェホが競りに行くと、慌てた相手DFがクリアーミス。裏に流れたボールに素早く反応したMF前田が右足でスライディングシュートを決めた。

 勢いに乗る札幌は追加点を狙うもなかなかゴールが決まらない。すると前半終了間際の44分、栃木MFクリスティアーノに直接フリーキックを低い弾道で叩き込まれ1−1。

 後半、流れを引き戻したい札幌だったが、出足が鈍く主導権を握れない。嫌な流れのまま迎えた後半12分、栃木MF高木に左サイドをドリブルで簡単に突破され左足で逆転弾を決められた。

 捨て身の札幌は前線に人数をかけ攻勢に出ると、残り10分は目まぐるしい展開へ。後半35分、右サイドのスローインからMF内村がペナルティーエリアに切り込んでシュートを決め2−2。喜びもつかの間、同39分に中央縦パスから栃木FWサビアにループシュートを決められ突き放される。あきらめない札幌は、同43分にMF砂川からのセンターリングにフェホが頭で合わせ再び同点に追いつく。

 このまま試合終了かと思われた追加タイム5分、中途半端なクリアーからペナルティーエリア外でクリスティアーノにボールを持たれると、中央に切り込まれ右足一閃。ボールは低い弾道で札幌GK杉山の左手をかすめゴールネットを揺らしタイムアップ。前節と同じ追加タイムで失点し3−4と痛い逆転負けを喫した。

 次節札幌は、9月22日に札幌厚別公園競技場で4位のV・ファーレン長崎と対戦する。2節続けての追加タイムの失点はダメージが大きいが、最初と最後の5分の戦い方(大事さ)はサッカーの定石でもある。上位進出の為には必ず改善しなければならない。
編集部