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岩教大戦 プロカメラマン“石井一弘の目”「最優秀育成クラブ」

13・09・11
 上写真/左サイドをドリブルで疾走するコンサドーレ札幌のルーキーMF堀米悠斗(右端・31番)、それに併走、追走する岩教大の3選手、左からDF葛西大(14番)、キャプテンMF上原拓郎(8番)、途中出場したMF大地優貴(7番)。

 このシーン、9月7日の天皇杯2回戦、後半29分に撮れた。写真が凄い、と言うわけではない。では、何が? 実は、この両チームの4選手、皆コンサドーレ札幌U−18出身の選手たちなのだ。

 かねてから北海道フットボールクラブが掲げる“育成型チーム”への実現が着実に前進している証拠で、2012年Jリーグアウォーズで最優秀育成クラブ賞を受賞したのもうなずける。コンサドーレ札幌には、今年、東洋大からDF松本怜大が加入、この試合も出場して活躍した。この松本もU−18の出身である。高卒の時、トップチームへの昇格を逃し、大学へ進んで技を磨き、戻ってきた。

 この例を見ても、来年、岩教大からコンサドーレ札幌に入団する選手がいても、不思議ではない。はたして、財前監督や名塚コーチらのおめがねにかなった選手がいたかどうか、期待して見ていたい。

石井一弘