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J2第26節(7月27日)、札幌がホームで鳥取に3発完勝!

13・08・01
 7月27日に札幌ドームで行われたコンサドーレ札幌対ガイナーレ鳥取の一戦。前半に先制点をあげた札幌は、後半も試合の主導権を握り2点を追加。守っても鳥取にゴールを割らせなかった札幌が3−0で完封勝利。これで札幌は12勝12敗2分け、勝ち点38で順位を8位にあげ、プレーオフ圏内の6位には勝ち点3差と迫ってきた。

 試合序盤は一進一退の攻防だったが、徐々に札幌が流れをつかむ。高い位置からのプレスがはまり、ショートカウンターから効果的にゴールへ迫る。迎えた前半44分、右に流れたFW前田がセンタリング。待っていたMF三上がトラップから冷静に押し込み、先制ゴール。

 エンドが変わった後半、立ち上がりの3分に得点が生まれる。DF日高が右サイドの広大なスペースを駆け上がりセンタリング。相手DFの前に走りこんだMF内村が左足ワンタッチでネットを揺らした。

 これで完全に試合のペースを握ると札幌は余裕の試合運び。鳥取に押し込まれるシーンはあるものの、DF陣は集中した守りで決定的なシーンを作らせない。後半27分には攻め上がったDF上原がドリブルで仕掛け、左からグラウンダーのクロス。最後はMF荒野がスライディングでダメ押しゴール。要所を締めた札幌が3−0の完封でリーグ2連勝を決めた。

 この日は、前半終了間際と後半開始早々にゴール、そしてダメ押しと、勝利のセオリーを生かした理想的な展開に持ち込んだ。若い札幌がしたたかな試合運びを身に付ければ、上位争いも見えてくるだろう。

 次節、札幌は8月4日に富山県総合運動公園陸上競技場で19位のカターレ富山と対戦する。

 (写真はいずれも7月27日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半7分ドリブルで突進する札幌FW前田(11番)と呼応して中央に走り出す三上(22番)、息の合ったプレーを見せこのコンビが前半44分の先制点を生んだ


 上写真/前半44分先制ゴールを決めたMF三上(右端)と喜ぶゲームキャプテンMF内村(13番)とDF上原(中央)


 上写真/後半3分に3試合連続ゴールを決めた札幌MF内村(13番)が勢いづき、後半7分にも鳥取DF林堂のマークをかわしながらシュートを放つ。ボールは惜しくもゴールの上を越える


 上写真/後半10分鳥取FKからの攻撃は守る札幌の壁に当たり、こぼれ球を鳥取FW永里がシュートするが、札幌GK杉山(右端)がおさえる。鳥取FW岡本(11番)が悔しそうな表情


 上写真/後半33分札幌のDFチョ ソンジン(5番)が途中出場の鳥取FW鮫島(31番)と激しいマッチアップ


 上写真/ホームゲームに初登場した札幌の新外国人FWフェホ(35番)が後半43分ドリブルで突進、鳥取DF柳楽(3番)が懸命に足を伸ばす。フェホは197センチの高さだけでなく、身体能力の強さものぞかせた


 上写真/試合が終了しホームゲーム初登場の札幌FWフェホ(左端)とJリーグ初出場した鳥取のドゥドゥ(6番)が健闘を称え合う。右はガックリの鳥取DF柳楽(3番)、札幌MF上里(20番)も力を出し切ったような表情だ


 上写真/鳥取を3−0と下しホーム4連勝としてサポーターにあいさつする札幌の選手たち。完封に貢献したGK杉山(30番)が大きくバンザイ、3点目を決めたMF荒野やホームゲームでお披露目をした新外国人FWフェホ(35番)が拍手


 上:左側写真/後半19分、MF砂川に代えて送り出す荒野(24番)に入念な指示を出す財前恵一監督。荒野は27分に3点目をきめ、監督の采配ズバリ
 上:右側写真/前半15分チームのプレイに拍手を送る鳥取の小村徳男監督

※財前監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。

ガイナーレ鳥取の小村徳男監督のコメント
 「まず遠路・札幌まで来てくれたサポーターに感謝しています。ここのところ引き分けが3試合続いて、ボチボチかな、と思っていましたが残念でした。前半に取られた1点は、後半すぐに返せるぐらいに考え、2点を取って勝とうと送りだしましたが、駄目でした。次の試合に向け、頑張ります。」

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影