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J2第24節(7月14日)、アウエーの洗礼。東京Vに1−2で敗戦

13・07・18
 コンサドーレ札幌は、7月14日にアウエーの味の素スタジアムで東京ヴェルディと対戦。前後半それぞれ1失点し、2点を先行された札幌は後半にFW内村のゴールで1点差。最後は相手を上回るシュート数も実らず1−2で敗戦。混戦の中位争いの中、順位を3つ落として13位に後退した。

 試合は立ち上がりから札幌がペースを握る。高い位置でボールを奪いサイドを起点に攻め込んだ。しかし、一つのミスで流れが変わってしまう。

 前半7分、東京V森がゴール前へセンタリングを上げると、札幌GK杉山が飛び出しキャッチしようとするがファンブル。このこぼれ球に東京V西が素早く反応しシュート。杉山も必死に触るがボールの勢いが勝りネットに吸い込まれた。

 気を取り直した札幌は、東京Vを圧倒して押し込む。チャンスは数多く作るものの相手GKのファインセーブや、体を張った守りの前に得点を奪えないまま前半終了。

 後半も開始早々から攻める札幌だったが、逆にカウンターから痛恨の追加点を奪われる。後半15分、ペナルティエリア外から東京V西がドリブルで札幌DFを次々にかわしゴール前まで侵入。最後は絶妙なタッチのシュートで、GK杉山もなすすべなし。札幌の人数はそろっていただけに悔やまれる失点となった。

 攻めるしかなくなった札幌は攻撃の選手を次々に投入し反撃体制。後半28分、中央の連動した良い崩しから、交代で入っていたFW前田がシュート。相手GKが弾いたボールに内村が詰めて1点を返す。しかし、反撃もここまで。札幌のシュート数は前半7、後半6の計13本。対する東京Vは前半1、後半7の計8本と、札幌が押し込んだ展開も後1点が届かなかった。

 次節札幌は7月20日にアウエーの松本平広域公園総合球技場で11位の松本山雅FCと対戦する。この時期、過酷さを増すアウエーの連戦はチーム一丸となり乗り切るしかない。苦しい時こそサポーターの励ましが生きてくるはずだ。
編集部