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J2第20節(6月22日)、今季最多4得点で岐阜を下しホーム2連勝!

13・06・27
 6月22日、コンサドーレ札幌は札幌厚別公園競技場で21位のFC岐阜と対戦。前半にMF内村のゴールで先制した札幌は、後半も相手のミスを見逃さず3得点。2011年8月17日の千葉戦以来、2年ぶりとなる4点差の勝利でホーム2連勝を決めた。これで札幌は9勝9敗2分け、勝ち点を29に伸ばし順位を10位に上げた。

 互いに落ち着いた試合の入り方だったが、中盤でのボールの奪い合いは激しいプレーを見せる。岐阜は前線から連動した形でボールを奪い、札幌ゴールに迫る。しかし、札幌も集中した守備で得点を与えない。

 試合の流れを変えたのは内村。前半19分、岐阜ゴール前のこぼれ球を拾った内村が華麗なステップでDFとGKをかわし右足でシュート。狙い澄ましたボールはゴール隅に決まり札幌が先制。1−0で折り返す。

 後半、同点ゴールを狙う岐阜の猛攻で時間が進むが、札幌の前線からの守備が実を結ぶ。後半24分、岐阜DFからGKへのバックパスが短くなったところをFW横野が見逃さず猛ダッシュ。そのままGKとの1対1をダイレクトシュートで沈めリードを広げる。

 さらにその3分後、岐阜GKからのボールをカットしたMF岡本が最後はヒールキックで内村に完璧なラストパス。これを内村が左足で蹴り込み3−0とし勝負あり。

 終了間際の44分には、MF荒野の折り返しから横野がこの日2ゴール目で突き放した札幌が4−0と圧勝。勝ち星を五分に戻した。

 次節札幌は6月29日にアウエーの正田醤油スタジアム群馬で21位のザスパクサツ群馬と対戦する。前線の積極的な守備からの得点は大いに評価できる。次は自分たちの仕掛けから相手を崩せる攻撃にチャレンジしてもらいたい。これが形になればプレーオフ圏内の6位への道も見えてくる。

 (写真はいずれも6月22日、札幌厚別公園競技場、撮影・石井一弘)


 上写真/前半18分岐阜MF杉山(2番)の背中にのしかかるようにジャンプして、ボールをクリアする札幌MF上里(20番)


 上写真/前半ロスタイム岐阜MF美尾(10番)のゴール正面のFKを壁を作って守る札幌の選手たち。ボールは壁を越え、最後はGK杉山(30番)が体をいっぱいに伸ばしてはじき出した


 上写真/9試合ぶりにセンターバックとして先発出場した札幌DF櫛引(25番)が後半7分、岐阜DF新井(左)とマッチアップ、2試合連続の完封勝利に貢献した


 上写真/途中出場した札幌MF荒野(24番)が後半36分、大ベテラン岐阜のMF服部(6番)と激しくマッチアップ。荒野はこの後、札幌の4点目をアシストするなど活躍を見せた


 上写真/後半31分からMF内村に代わって約1年ぶりに出場した札幌MF三上(22番)が後半37分、岐阜DF益山(19番)とマッチアップ


 上写真/4-0と岐阜に大勝しゴール裏熱烈サポーターと喜び合う札幌の選手たち


 上写真/この日2点ずつゴールを決めヒーローとなりゴール裏熱烈サポーターに向け笑顔を見せるMF内村(左)とFW横野(9番)


 上写真/後半16分途中出場の準備をする札幌MF荒野(24番)に入念に作戦を伝える財前恵一監督。荒野は後半44分FW横野のゴールをアシスト、監督の選手起用が当たった

※財前監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。


 上写真/前半43分「さて、どうしたものか?」と思案顔の岐阜行徳浩二監督。右岐阜MF森保(23番)、左端に以前札幌で活躍した村主博正コーチの姿も・・・

FC岐阜の行徳浩二監督のコメント
 「前半は失点しないプランニングだったんですが、失点してしまいました。ハーフタイムを経て後半は、ここ何試合かは、盛り返していたので、これからやれると、思っていました。後半は展開、内容ともにそんなに悪くはなかったのですが、自滅してしまいました。最終ラインとゴールキーパーを含め、連係ミスで自滅してしまいました。負けるにしても負け方がある。大きな教訓にして、次につなげたいと思います。」

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影