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J2第18節(6月8日)、札幌が得意のアウエーで愛媛に敗戦。連勝逃す

13・06・11
 6月8日、アウエーのニンジニアスタジアムで行われたコンサドーレ札幌対愛媛FCの一戦。開始早々に先制点を奪った札幌だったが、前半のうちに連続失点で逆転される。後半も愛媛に追加点を奪われた札幌は1点を返すものの、反撃及ばず2−3のスコアで敗れた。

 試合は札幌が前半5分に幸先良く先制点を奪う。ゴールほぼ正面からのFKをMF上里が得意の左足でシュート。ボールはジャンプした壁の下を抜けゴール。上里のクレバーさが光る一発だった。

 これで札幌が主導権を握るかに思われたが、ホームの愛媛が怒涛の反撃に出る。前半15分、DFラインの裏に飛び出した愛媛MF赤井がドリブルで持ち込むと、GKとの1対1を冷静に決められ同点。さらに前半21分にはCKから左右に揺さぶられ、最後は札幌U−18出身の愛媛FW石井に右足で逆転弾を決められた。

 反撃を狙う札幌が決定機を作れないまま迎えた後半26分、愛媛に追加点が生まれる。愛媛DF代からの縦パスを受けた愛媛MF河原が流れるようなトラップでDF奈良を振り切り右足を一閃。札幌GK杉山の手をかすめゴールへ突き刺さった。

 諦めない札幌は直後の後半28分、セットプレーのこぼれ球に詰めたDF松本のプロ初ゴールで1点差に詰め寄る。しかし、その後はボールを支配するものの、効果的な攻撃が出来ないままタイムアップ。これで札幌は7勝9敗2分け、勝ち点は23、順位は変わらず13位のまま。

 次節札幌は6月15日に札幌厚別競技場で17位カターレ富山(勝ち点20)と対戦する。今回の愛媛戦では、財前監督が語ったように、下位相手に気持ちの油断が見てとれた。次戦も順位の上では相手が下位だが勝ち点差は3しかない。ここでの勝ち点が上位進出か、下位に沈むかの分岐点となる。
編集部