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J2第16節(5月26日)、またもやホームで勝てず。水戸に0−1の敗戦

13・05・31
 コンサドーレ札幌は5月26日、札幌厚別公園陸上競技場で11位の水戸ホーリーホックと対戦。前半にPKで先制点を奪われると、同点のチャンスも決めきれずそのまま完封負け。ここまでホーム開催8試合(内札幌ドーム5試合、厚別3試合)で、1勝6敗1引き分けとホームの利が生かせない戦いが続いている。

 ここ3戦、2勝1分けと上昇気流に乗りつつある札幌。この日は、ホーム厚別の荒れたピッチを計算し、FWには高さと速さが特徴の上原を起用するなど、ロングボールと早い攻撃にかけた財前監督。しかし、FWとして今季初先発の上原は周囲との連携不足を感じさせた。

 攻撃の起点が定まらないままの前半27分。自軍ペナルティーエリア内で札幌DFチョが、元日本代表の水戸FW鈴木の巧みなターンにたまらず倒しPK献上。これを鈴木が冷静に流し込み水戸が先制。

 札幌は後半に入り、FW前田、FW横野、そして肉離れで1か月半離脱していた主将のMF河合を次々と投入。同点を狙い水戸ゴールに迫るが、大事なところで精度を欠きノーゴールで試合終了。これで札幌は6勝8敗2分け、勝ち点は20のままで順位を15位に下げた。

 次節札幌は、6月1日にニッパツ三ツ沢球技場で17位の横浜FCと対戦する。ピッチに帰ってきたアニキ河合の戦う姿勢が浸透すれば、おのずと結果はついてくる。

(写真はいずれも5月26日、札幌厚別公園競技場、撮影・石井一弘)


 上写真/前半32分札幌はMF砂川が左サイドから入れたクロスにFW上原(14番)がゴール前に飛込むが、水戸GK笠原(左端)が一瞬早くキャッチ、シュートまで行けず。上原の左札幌MF岡本


 上写真/前半32分ロングボールを胸でトラップする水戸FW鈴木隆(30番)、上は札幌DF松本。この写真からは、さすが元日本代表のトラップと見えるが、この後ボールは上にはねて鈴木の頭を越え、結局松本がキープした


 上写真/けがから復帰して8試合ぶりに途中出場した札幌のキャプテンMF河合(4番)が後半21分、中央からミドルシュートを放つが決まらず。右から2人目、先発でワントップを務めたFW上原


 上写真/後半22分右サイドで激しいマッチアップをする札幌DF日高(2番)と水戸MF橋本。日高は前節、けがから復帰したがホーム登場は久し振り


 上写真/けがから復帰して8試合ぶりに途中出場した札幌MF河合は後半27分、2人の選手に挟まれるように厳しくタックルされる。水戸DF石神(16番)、右後方水戸MF橋本(10番)、左奥札幌GK杉山(30番)


 上写真/悔しがる若手二人
 左側:前半8分シュートをはずして悔しがる札幌MF深井(18番)、左水戸MF鈴木雄(7番)、右DF近藤
 右側:前半38分札幌MF荒野(24番)が水戸MF鈴木雄(7番)、DF近藤(2番)にボールを奪われて悔しがる。悔しがる前に取り返しに行った方がいいのでは・・・


 上写真/水戸に0−1で敗れサポーターにあいさつに向かう札幌の選手たち。けがから復帰して8試合ぶりに出場したMF河合(4番)がそれまでゲームキャプテンを務めていたMF岡本(17番)からキャプテンマークを譲り受けた。河合はシュートを2本放つなど気を吐いたが、勝利に結びつかなかった。後方にMF上里(20番)、DF奈良(左端)、松本(27番)、日高ら先発組の顔が見える


 上写真/前半17分MF砂川がファールを受けFKを得たとき、選手に指示を出す札幌の財前恵一監督

※財前監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。


 上写真/後半39分、直前に札幌にゴール前に迫られ、大声で選手たちを鼓舞する水戸の柱谷哲二監督

水戸ホーリーホックの柱谷哲二監督のコメント
 「アウエーに来てグラウンドの状況がよくなくて、我々のやりたいパスサッカーが出来なかった。そこで、どんどんロングボールを入れて、セカンドボールを拾う方法で臨みました。選手たちはしっかりとこの作戦を受け止めて、冷静にやってくれました。全体的にアウエーでは質の高いサッカーをしたかったのですが、このグラウンド状態では無理でした。勝つための最低限の試合を選手たちはやってくれたと思います。」

写真はいずれも石井一弘撮影