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J2第12節(5月3日)、遠いゴール、ホームで京都に完封負け

13・05・05
 すっきりとしない天候が続くゴールデンウィークも折り返しとなる5月3日。札幌ドームに11,981人が駆け付けたコンサドーレ札幌対京都サンガF.C.とのJ2第12節。札幌は前半押し気味に試合を進めるも無得点。後半、運動量が落ちたところを京都に攻めこまれ失点。そのまま0−1の完封負けで、今季ホームで早くも5敗目となった。これで勝ち点13は変わらず、順位は18位に後退した。

 試合は前半、FW前田を起点に札幌が攻め込む場面が多かった。守備でも相手へのプレスが機能し、ゲーム全体をコントロールしていた印象。札幌は9本のシュートを放ちながら前半を0−0で折り返すと、後半、京都は虎視眈々と反撃の機会を狙っていた。

 札幌の出足が弱まり、流れが京都に傾いていた後半21分。駆け上がってきた京都DF安藤に一瞬の隙を突かれ左足で決められた。残り時間から考えても同点ゴールを期待したが、後半はシュート1本に終わった札幌。結局、0−1のスコアは動かず完封負け。今の札幌には1点が重いことを再認識させられる結果となった。

 敗戦後、サポーターからの声援もあったように、内容では上回っている時間帯もあった。後はゴールとそれを勝ち点に結び付ける結果が問われる。

 次節は、5月6日、本城陸上競技場で21位のギラヴァンツ北九州(勝ち点8)と戦う。厳しい連戦が続くがそれは相手も同じ。今季、札幌の象徴でもある若さを生かして乗り切りたい。

 (写真はいずれも5月3日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半9分札幌左CKからの攻撃、DFチョ ソンジン(左端5番)が京都DF染谷(3番)と競り合いながらヘディングシュートを放つもゴール右にはずす


 上写真/前半18分京都MF工藤の決定的シュートはポスト右にわずかに外れ、Jリーグ初出場の札幌GK曳地(1番)が「大丈夫、大丈夫!」と仲間を鼓舞する。京都FW三平(9番)、横谷が悔しそう


 上写真/前半36分札幌FW前田(11番)、MF荒野(左)がゴール前に迫るも、京都MF中山(手前左)、田森(右)、DF染谷(下倒れている)に阻まれる


 上写真/後半21分京都はFW横谷の右FKからDF安藤のシュートが決まり先制、札幌GK曳地、DF上原(14番)が懸命に体をのばすも届かなかった


 上写真/途中出場した札幌FW横野(9番)が後半41分シュートするも京都DFにはじかれ残念無念


 上写真/0−0のこう着状態が続く後半12分、選手交代の時期をうかがうためか、しきりに時計を見る札幌の財前恵一監督

※財前監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。



 上写真/後半21分京都DF安藤が先制ゴールを決めると、「よっしゃっ!」とばかりにガッツポーズの大木武監督

京都サンガF.C.の大木武監督のコメント
 「前半はなかなかペースが握れない展開でした。うちが悪いというわけではなく、札幌さんがすごく戦ってきて、セカンドボールとかよく取って、うちの展開が出来なかった。後半は、選手を代えたことによって、中盤での展開ができるようになって、ペースをつかんで安心感のあるゲームになった。1点を取って、もう1点を狙える状況だったが、札幌さんも良くプレーしていたと思います。」

写真はいずれも石井一弘撮影