コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

J1第34節(12月1日)、新潟に敗れJ1での挑戦が終わる・・・

12・12・11
 12月1日に行われたJ1最終節。コンサドーレ札幌は、アウエーの東北電力ビッグスワンスタジアムで17位のアルビレックス新潟と対戦。前半立ち上がりから新潟の勢いに押され2失点。後半に入り札幌が1点返すも、新潟にダメ押しの2得点を奪われ敗戦。4勝28敗2分け、勝ち点14の18位という成績で、2012シーズンの戦いを終えた。

 試合は、J1残留のためには勝利が絶対条件の新潟と、来季に向けた若手の経験というゲームへの意識の違いがキックオフ直後から見えた。

 前半8分、新潟FWアランミネイロが札幌ゴール前にロングボールを送ると、セットプレーで残っていた新潟DF坪内の前に転がり反転シュート。早くも先制点を許す。

 その後も新潟のセットプレーとロングボールに苦しめられる札幌。なんとか耐えていたが、前半終了間際の43分、CKから頭でつながれ最後は新潟FWブルーノロペスに頭で決められ0−2。

 反撃に出たい札幌は、後半開始からFW大島と榊を投入。榊が入ったことで前線の動きが活発になると、後半8分、FW内村からのスルーパスに反応した榊が滑り込みながらゴール。札幌が1点差に詰め寄る。

 一気に同点に追い付きたい札幌だったが、決定機をなかなか作り出せない。逆に攻めに出たところを新潟に的確に突かれる。後半26分にアランミネイロ、同35分にFWブルーノロペスに決められ2失点。札幌は新潟の巧みな試合運びの前に、なすすべなく1−4で敗れてしまった。

 今節をもってJ1は全ての日程を終了した。札幌は来季J2で戦うことになるが、長期的なプランを持ってチーム作りをしなければ、このままエレベータークラブで終わってしまう。J1昇格、そして定着に向けた明確な道筋をまずはフロントから示してほしい。
編集部