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J1第25節(9月15日)、柏に1−3で敗れ、またもアウエーの地で苦杯

12・09・20
 コンサドーレ札幌は、9月15日にJ1第25節、アウエーの日立柏サッカー場で昨季王者の柏レイソルと戦った。前半のうちに2点を先行された札幌は、後半に1点を返すものの、試合終盤に駄目押し点を決められ万事休す。これでアウエー戦は1シーズンワーストタイ記録となる12連敗となってしまった。

 残り試合も少なくなり選手の焦りが影響したか。立ち上がりから残留にかける気持ちとは裏腹に足が動かない。柏のMFレアンドロ・ドミンゲスとMFジョルジ・ワグネルの両ブラジル人助っ人にプレッシャーをかけることが出来ず、自由に攻撃をさせてしまった。

 前半8分、DFラインの裏に通されたスルーパスに反応した柏MF大谷に先制弾を決められると、39分にもサイドからのクロスに、走りこんできた柏FW工藤に合わせられ点差を広げられた。

 後半は柏が余裕の試合運びで時間を進める。この状況を打破すべく石崎監督が動く。FW榊を投入し、システムを3−5−2へ。この変更が効いたのか、札幌のチャンスが増えてきた。

 すると迎えた81分、後ろからのロングボールをFW上原が落とし、走りこんできた榊が右足でシュート。ボールはネットを揺らし、榊は嬉しいリーグ戦初ゴールとなった。

 このまま一気に同点としたい札幌だったが、その後が続かず。逆に終了間際に柏FW田中が札幌を突き放す3点目を決め、息の根を止められた。

 次節札幌は、9月22日に札幌厚別公園競技場で、残留を争う直接のライバルとなる15位大宮アルディージャと対戦する。奇跡を信じるためには、ここでの勝利が絶対条件。ついに来季のステージを決める正念場を迎えた。
編集部