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J1第18節(7月14日)、アウエーで磐田に敗れワーストタイの9連敗に

12・07・19
 7月14日に行われたコンサドーレ札幌対ジュビロ磐田の試合。奇跡の残留に向け、気合を入れ直しアウエーのヤマハスタジアムに乗り込んだ札幌だったが、前半に警戒していたセットプレーから立て続けに失点。後半にも2失点した札幌は1点を返すのがやっと。1−4で敗れた札幌はこれで9連敗。2002年に記録したクラブワーストタイに並んでしまった。

 試合立ち上がりは札幌が前線からの連動したプレスをかけると、狙い通り磐田陣内でボールを奪い、試合の主導権を握りかけた。しかし、ボールを奪い攻めに出るものの、肝心のゴール前で精度を欠き、シュートにつなげることが出来ない。

 すると、20分を過ぎたあたりから札幌の出足が一気に鈍り、自陣に押し込められた25分、磐田のコーナーキック。磐田DF駒野の蹴った正確なキックを磐田DFチョにヘディングで合わされ先制を許してしまう。

 さらにその5分後、先ほどのリプレーを見ているかのように、またしても駒野のコーナーキックからチョに頭で決められ0−2で前半が終了。

 反撃に出たい札幌は、気持ちを切り替えて集中し直そう、と後半に臨むが、またしても思惑通りに試合は進まない。

 後半2分、磐田の華麗なボール回しからゴールライン際まで崩されると、最後は磐田FW前田が冷静にゴールへ流し込み、3点差。

 札幌は直後にMF山本のクロスからDF日高が相手GKに競り勝ち、ヘディングで1点を返すものの、後半7分にこの日コーナーキックから3度目の失点。ダメ押し点を決めた磐田は、自陣に引き省エネモードのサッカーに切り替えた。

 引かれてしまった相手を崩すだけの攻撃力を持っていない札幌は、そのまま成す術なく磐田の試合巧者ぶりをみせつけられ敗戦。最下位に沈む札幌は、1勝16敗1分け、勝ち点4のままとなった。

 次節札幌は、7月28日に札幌厚別公園競技場で名古屋グランパスと対戦する。ホーム厚別で、連敗のクラブワースト記録の更新だけは避けたい。
編集部